らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

2016-01-01から1年間の記事一覧

【9月総括】

10月もなぜ続けないクールビズもぞ暑さ寒さも彼岸までという言葉がありますが、ちょうどお彼岸の頃、首都圏でも20℃そこそこの気温となり、夏も終わったかと感じたのですが、 ここ数日、首都圏も、熱中症になるような暑さがにわかに盛り返し、夜もクーラ…

【閑話休題】アメリカ大統領選挙

今年はアメリカ大統領選挙の年。11月の投票に向けて、テレビでの直接対決なども行われ、海の向こうでは、いやがうえにも盛り上がっているようです。さて今回共和党候補のドナルド・トランプ氏。最初のうちこそ泡沫候補などと言われ、その発言が失笑された…

【プロレス】17 アニメ「タイガーマスクW」

長らくこのブログに遊びに来て下さっている方は、自分がプロレスが大好きなのをご存知かと思います(^^)そんな自分に、10月からこのような新番組が始まるという情報が。 アニメ「タイガーマスクW」タイガーマスクといいますと、やはり元祖はこちらです。 ht…

【テレビ番組】大河ドラマにおける本能寺の変

先日記事にしました小説「鬼と人と 信長と光秀」ですが、信長といいますと、やはりそのクライマックスは本能寺の変。ただし、この作品の本能寺の変の描写は、甚だドラマチックに欠けるといいますか、緻密な分析に説得力はあるのですが、心沸き立たせるものを…

【人物列伝】34 始皇帝

始皇帝は、その名であるファーストエンペラーが示す通り、歴史上非常に偉大な人物です。良い意味でも悪い意味でも、それは突き抜けているといえるでしょう。 それでは、具体的に始皇帝とはどのような人物だったのでしょうか。その容貌について、司馬遷の史記…

「鬼と人と 信長と光秀」堺屋太一

織田信長という人物は、戦国の日本に突然変異で現れた、新しい人類かもしれないと思う事があります。確かに父親の信秀は有能な武将ではありますが、 中世の因習から抜け出している人ではありませんし、 信長の子供についても、いずれも平凡な普通の人です。…

【閑話休題】リオ・パラリンピック 卓球

ただ今、リオデジャネイロ・パラリンピックの真っ最中で、先のオリンピックに勝るとも劣らぬ熱戦が繰り広げられています。その様子をなるべく多くの人に見て頂きたいという意味も込めて、今日はパラリンピックの記事をお送りしたいと思います。今回ご紹介す…

【閑話休題】リオオリンピック閉会式&東京プレゼン

世界中を熱狂させたリオデジャネイロ・オリンピックも終わりました。今回は日本勢の大活躍もあり、いつもにも増して、印象深いオリンピックであったと思います。しかし、終わってみると、今までの熱気が嘘のような静けさ。蝉の声の静まりとも相まって、あー…

【8月総括】

夏の雲と秋の雲が交差する今日この頃の空。夏も終わろうとしています。日に日に蝉の声も数少なくなっていきます。あれほど騒がしかった蝉の声もなにか名残惜しさがあります。そして、自然の輪廻というものの不思議を感じざるを得ません。さて今年の夏は、縁…

【絵画】ルノワール展 おまけ

美術展に行った作品を見せて、これ、どう感じる?と知り合いに聞く、恒例のおまけ記事です。相手はご存知、宿敵Aさん(^_^;)前回の戦いの様子http://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/14948566.htmlルノワールの作品にさほど積極的に好印象を抱いていなかっ…

【絵画】ルノワール展 5

「浴女たち」ルノワール展最後の記事となります。先の番外編の記事で、ルノワールが描いた裸婦像などの女性の印象が、ピカソの作品で一気に吹き飛んでしまったということを申しましたが、ルノワールの、この「浴女たち」は別格です。今まで画集など写真で見…

【絵画】ルノワール展 番外編

今回のルノワール展では、ルノワール以外の画家の作品もいくつか展示されていました。それらの作品を、ルノワールのものと見比べると、とても興味深い点がありましたので紹介いたします。「ニンフたちのダンス」 カミーユ・コロー 先に紹介したルノワールの…

【絵画】ルノワール展 4 二つのダンス

「都会のダンス」「田舎のダンス」ルノワールの有名な2つのダンスの作品。「都会のダンス」と「田舎のダンス」自分は都会のダンスの男女の方に惹かれました。都会のダンスの二人の男女の心には含みがあります。何かお互いの気持ちを伝えきれていないもどか…

【絵画】ルノワール展 3

ルノワールの子供の絵はとても素敵です。彼の子供に対する独特の思いを感じさせます。まるで人とは別に、子供という生き物がいるような、そんな感じです。ルノワールの作品には、子供をいとおしく撫でてつつみこむような優しさがあります。 「ジュリー・マネ…

【絵画】ルノワール展 2

今回のルノワールの美術展の中でも自分のお気に入りの作品です。「ぶらんこ」一見、何のたわいもない情景。ブランコに乗る少女。そして、それを見守る大人達と幼い女の子。木漏れ日の中、とても穏やかで幸せそうです。絵を観ていると、自分も、その木洩れ日…

【絵画】ルノワール展 1

http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=7d4ed5a9b5add858b65e6a1741a6d88587f8df2b.93.2.2.2j1.jpghttp://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/002/522/39/N000/000/019/146408025685452043177_DSCN1935.JPGちょっと変…

【閑話休題】リオ・オリンピック 輝かしき銅メダリスト達 卓球女子

https://www.youtube.com/watch?v=RSQdBbnOdI0福原愛選手、石川佳純選手、伊藤美誠選手、卓球女子団体銅メダルおめでとうございます。三人三様とても苦しい戦いだったと思います。石川選手は個人三回戦で早々に敗退してしまい、団体戦に期するところがあった…

【字余りの歌】60 蝉の風景

真っ白につるんと脱げてもセミヌードもぞ蝉が鳴いています。朝5時から鳴いています。日柄一日中鳴いています。人間の何十分の1の体しかないのに、何十倍の声の大きさで鳴いています。人間が同じように泣き続けても30分も無理でしょう。そのエネルギーは…

【閑話休題】リオ・オリンピック 輝かしき銅メダリスト達

リオデジャネイロ・オリンピックたけなわです。開催前は工事の遅延やら、ジカ熱の蔓延など、いろいろと危ぶまれましたが、とりあえず、さしたる支障を来すこともなく、自分も楽しみながら競技を観戦しています。今回日本選手の活躍は特に素晴らしいものがあ…

「鉄塔 武蔵野線」銀林みのる

今夏休み真っ盛りです。小学生にとって夏休みというのは、大いなるロマンをかき立てられる時空間です。冒険心をくすぐる、何かが起きるような予感がする、そういう思いにずっとワクワクしていられる、夢のようなひとときです。自分が小学生の時、堤防の土手…

【閑話休題】クールジャパン 渋谷スクランブル交差点

先週、仕事で久しぶりに渋谷に行きました。2020年、東京オリンピックも決まり、多くの外国人の方々が日本を訪れるようになり、クールジャパンが言われて久しいですが、その中の一つに、渋谷のスクランブル交差点というのがあります。何でも外国人の方による…

「巨いなる企て」堺屋太一

今年の大河ドラマ「真田丸」で山本耕史さんが石田三成を好演しておりますが、本作品は、堺屋太一氏がその石田三成について書いた歴史小説です。氏の作品を今までいくつか読んできましたが、自分的には彼の最高傑作のひとつだと思っています。石田三成と徳川…

【プロレス】16 東洋の巨人 ジャイアント馬場

小学生の頃、世の中はプロレスブームで、当時全日本プロレスのジャイアント馬場と新日本プロレスのアントニオ猪木の二強の時代で、 どちらが強いかということが盛んに話題になりました。自分たち小学生の間では2対8くらいの割合で、アントニオ猪木派が多か…

【7月総括】

子供らのにぎやかな声なき通学路ああ夏休みかと思い至らむもぞ 字余り首都圏は梅雨が明け、一気に夏がやって来ました。そして7月も終わろうとしています。今月も仕事やら病院やらで忙しかったのですが、いつの間にか子供達は夏休みに入っていたようです(笑…

【字余りの歌】59 夏の風情

梅雨寒も夏待ちかねて蝉時雨7月ももう末になりつつありますのに、首都圏ではいまだ梅雨明け宣言がなされておらず、相変わらず雨や曇りの日が多くなっています。雨の日などは、肌寒さすら感じてしまうほどで、スーツの上着を着てちょうどいいくらいの感じで…

【クラシック音楽】ベートーベン交響曲第7番 宇野功芳指揮

前回、クラシック音楽評論家宇野功芳氏の記事を書きましたが、記事に掲載した画像が、タクトを振る指揮者の姿であることに違和感を覚えた方もいらっしゃるかもしれません。実を言いますと、宇野氏はもともとは合唱指揮者で、その片手間としてクラシック評論…

【クラシック音楽】宇野功芳氏を偲ぶ

先日、クラッシック音楽評論家宇野功芳氏が亡くなりました。 彼は自分のクラシック音楽の嗜好を形成するのに、少なからぬ影響を与えた人物で、今回は彼の話をしようと思います。宇野氏がその演奏の良し悪しを決めるのに、唯一指標としているのが、自らの直観…

【閑話休題】もぞ、健康診断で要精密検査の判定下される 後編

診断結果を見た瞬間、笑われるかもしれませんが、下手したら死ぬかもしれないと思いました。そして思いました。自分も命に限りある人間だったんだと(笑)そんなことは当たり前だとおっしゃるかもしれませんが、人間というのは、常にその状況に接していない…

【閑話休題】もぞ、健康診断で要精密検査の診断下される 前編

今まで、これといった大病もせず生きてきた自分ですが、先日、会社で行った健康診断の結果が戻ってきまして、いつものごとく「異常なし」だろうと、たかをくくっていましたら、今回の検査結果の意外な文言に目が吸い寄せられました。「要精密検査 食道炎の疑…

「三国志」後編 吉川英治

三国志の人物の中で誰になりたいかと問われれば、自分はやはり劉備を選びます。それは何故か。確かに、彼は流転の連続で辛苦を舐め続けた人生でしたけれども、関羽張飛という生涯離れる事のない義兄弟と生涯を歩み続けることが出来ましたし、そして何よりも…