らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【猫】ランス結膜炎になる

この前の朝のことです。いつもは朝から跳ね回っているランスがベッドで円くなって寝ています。このまんまるの形、一見かわいいのですが、実は、他から干渉されたくない、さわられたくないというシグナルでもあるのです。ちょっと気になって顔をのぞいてみる…

【10月総括】

10月も終わろうとしています。今月の初め、関東を直撃した台風の話をしましたけれども、まだあれから1ヶ月しか経ってないんですね。その僅か1ヶ月の間に首都圏はぐっと涼しくなって、秋めいてまいりました。まず今月は、西郷隆盛と西南戦争についての記…

「城下の人」後編 石光正清

続きです。熊本城がなかなか落ちないという事は、すなわち西郷軍の苦戦を意味します。それからほどなくして田原坂の防衛ラインを政府軍に破られ、西郷軍は後退を余儀なくされ、戦死者は日増しに増していきました。少年たちは西郷軍の死者を安置している寺の…

「城下の人」前編 石光正清

この作品は、明治維新の年に熊本で生まれた石光正清という人物の、新しき明治の世での生きざまを描いた自叙伝です。作品前半は、少年時代、熊本士族として熊本城下に在住していた頃、熊本城に攻めてきた西郷軍を目の当たりにした体験を詳細に記しています。…

【クラシック音楽】足でピアノ

「手でピアノで弾く」というのは、常識以前の至極当たり前なことですが、「足でピアノを弾く」と言ったら、そんな奇想天外で奇天烈なことできるわけがないと誰もが思うことでしょう。しかし、日本人ならば、足でピアノを弾くといえば思い出すこのシーン。htt…

【プロレス】21 黄金の左 輪島大士

今月始め、輪島大士さんが自宅で亡くなったというニュースを知り、自分は少なからず衝撃を受けました。輪島さんといえば、まずは第54代横綱として北の湖と一時代を築いた、優勝14回を誇る大横綱としてその名が知られています。しかし、自分が知っている…

「翔ぶがごとく 最終巻」司馬遼太郎

維新期の薩摩隼人たち最終巻は、宮崎から鹿児島までの山中の逃避行と城山での西郷の自決について描いています。西郷軍が、宮崎から北上するあたりから、もはやこれはもう戦争ではありません。政府軍の追跡を逃れる逃避行というべきでしょうか。それがひたす…

「翔ぶがごとく 9巻」司馬遼太郎

西南戦争の頃の熊本城の様子9巻は西南戦争最大の激戦田原坂の戦いから、それに破れた西郷軍が熊本城攻略を放棄し、南の宮崎まで転戦するまでのお話です。先の8巻で、司馬遼太郎さんが乃木大将の事を辛口に書いているという話をしましたが、それと同様の辛…

「翔ぶがごとく 8巻」司馬遼太郎

若き日の乃木大将。西南戦争時は少佐でした。この巻は、西郷が西南戦争で鹿児島を出発するところから、熊本城を攻撃し、田原坂の戦闘が開かれようとするところまでが描かれています。冒頭、作者は、維新前までは西郷は策略家と言っていいほどのキレる人物で…

【閑話休題】台風24号首都圏をかすめる

台風24号が日本列島に近づきつつあった9月30日のお昼頃、自分は休日出勤で東京の新宿周辺に出向いていました。台風情報をちらちら横目に見ながら仕事をしていたのですが、今回の台風で気になったことが二つあります。まず、台風の移動速度が50 kmから…