2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧
この間のことです。お昼の定食屋さんで、おそらく50代の男性と20代の男性、同じ会社の人達であろうとおぼしき数人が、テーブルを囲んで、おしゃべりをしながら、お昼を食べていました。そこで、ふと耳に入った会話。女性への口説き文句についての話、50代男…
今回は、前にやりました同曲異演奏の魅力という企画をやってみたいと思います。以前、「ラ・カンパネラ」を取り上げましたが、今回は「悲愴」という曲です。クラシック音楽でピアノ曲「悲愴」といいますと、ほとんどの人が、ベートーベンのピアノソナタを思…
クラシック音楽では、神童と呼ばれる人物が現れることがままあります。その神童の元祖として、真っ先に名を挙げられるのは、かのモーツアルトでしょう。彼の神童のエピソードは、わずか3歳の時に、姉の奏でた曲を、すぐさまピアノで完全に弾きこなしたとい…
林芙美子 肖像今回、林芙美子「秋果」という作品、なぜ読み始めたかといいますと、先に紹介した万葉集の歌、恋草を 力車に 七車 積みて恋ふらく 我が心から が、モチーフになっているからなんです。https://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/15748629.html…
夏は来ぬhttps://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/15744050.html気象庁の梅雨明け宣言は出ておりませんが、確かに夏がやって参りましたね。朝の強く直線的な陽射しが緑に映えて、非常にクリアで美しく際立っています。そんな夏を満喫できる三連休、自分は…
古(ふ)りにし嫗(おみな)にしてやかくばかり恋に沈まむ手童(てわらは)のごと石川郎女こんなに年を取ってしまったお婆さんなのにどうしたことでしょうこれほど恋にのめり込むなんてまるで幼子みたい今回の万葉集シリーズ最後の記事となります。今の感覚…
間遠くの野にも逢はなむ心なく里のみ中に逢へる背なかも東歌どこか遠い野原とかで逢いたかったなわかってないんだからあなたってばよりによって(知り合いばかりいる)里の真ん真ん中で逢うことないでしょ前回、生い茂る雑草を自らの恋心に託して詠んだ歌を…
恋草(こいぐさ)を力車(ちからぐるま)に七車(ななぐるま)積みて恋(こ)ふらく我が心から広河女王抜いても抜いても生えてくる雑草のような抑えようのない恋心を荷車に七台も積むようなことをしているのはもとはといえば私から求めたことでした梅雨、そ…
春過ぎて夏来(きた)るらし白妙の 衣干したり天の香具山持統天皇春が過ぎて夏がすぐそこまで来たらしい洗濯した真っ白な衣が干して(風にたなびいて)緑の天の香具山に映えているまだ首都圏は梅雨の真っ最中ですが、徐々に徐々に夏の気配を感じます。それは…
明治の世、この家の曾祖母が飼っていた猫の「三(さん)」は、18年も生きている老猫でしたが、冬にこたつの上で丸くなって寝ていたところ、伸びをして、「ああしんど」と言ったところから、それを聞いた家族がびっくりしたというお話。猫がしゃべったのを聞…
首都圏は梅雨空が続いています。なんともいえない重ったるい、じめっとした空気です。そして、自分が仕事している業界では、3の倍数の月(3月、6月、9月、12月)がなぜか忙しいので、忙しい日々も続いています。旅に行きたい・・・というのが今の自分…