らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【閑話休題】ウインタースポーツを極めたレジェンド

冬季オリンピックも終わりました。始まる前は色々と臆測を呼び、どうなるのかと思っていましたが、無事に終わってなによりでした。今回日本選手大健闘ではなかったでしょうか。素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた彼らに心から感謝したいと思います。さ…

「雪に埋もれた話」土田耕平

これは雪女の逆バージョンのような物語です。山に柴刈りにきたお秋さん。突然、山で雪に降られ、あっという間に胸のあたりまで埋もれてしまいます。もう助からないと気を失いかけた瞬間、どこからか自分を呼ぶ声がします。ふと気付くと、大きな洞穴の中に立…

【閑話休題】オリンピックもうひとつの「獣のような」の話

平昌オリンピック女子500mスケート金メダリスト小平奈緒さんの決勝の走りで、アナウンサーの「獣のような」という発言が物議をかもしていますが、オリンピックの女性アスリートで「獣のような」というと、もうひとつ思い出す話があります。アニマル浜口さ…

【閑話休題】平昌オリンピック 讃 小平奈緒選手

フィギアスケート羽生選手&宇野選手の金銀フィニッシュの興奮覚めやらぬ中、またもう一人、金メダリストが誕生しました。女子スピードスケート500m 小平奈緒選手。彼女については、既にいろいろな話が報道されていますので、ここでは繰り返しません。小…

「雪の日」岡本かの子

岡本かの子は、岡本太郎のお母さんに当たる人です。岡本太郎といえば、大阪万博の太陽の塔がその代表作として有名ですね。岡本かの子自身、歌人および作家として活躍した人で、近年、大学受験のセンター試験で、その作品が出題されたこともあります。https:/…

「雪女」小泉八雲 おまけ

前回、小泉八雲の「雪女」の記事を書きましたが、意外と人間くさいところが多い雪女に、他の人がどういう感想を持っているのかと思い(特に女性)、知り合いに感想を求めました。雪女の話って知ってる?と尋ねますと、だいたい知っている。とのこと。そこで…

「雪女」小泉八雲

前回予告したように、2月は「雪」というタイトルの小説を読んでいきたいと思います。今回の作品は小泉八雲「雪女」。雪女といいますと、普通はこんな感じかと思います。髪の毛は長く、肌は雪のように白く、雪がモチーフなだけに全てが白く覆われているイメ…

【2017年総括】

2月に入ってしまい、今さらの感がありますが、遅まきながら、2017年の総括をしたいと思います(^_^;)このブログ、もともと文学ブログを謳っておりますが、昨年の文学記事は僅か20記事(-_-;)ブログを始めたときは1日1作品、1年で365記事書くつも…

「眠い町」小川未明

これは一種の予言小説です。ケーという少年が、旅の途中に眠りの町と呼ばれる町にやってきます。その町とは、「音ひとつ聞こえるではなく、寂然しんとして昼間も夜のようでありました。またけむりひとつ上がっているではなく、なにひとつ見るようなものはあ…

【1月総括】

正月も遥か遠くに往ぬ(犬)にけりもぞお正月も気付いてみれば遥か遠くに過ぎ去ってしまった(犬が走っていくように)犬年の犬と往ぬ(行ってしまった、去ってしまった)というのを掛けて一句。お粗末さまでございますm(__)m1月は自分にとって長い長い1ヶ…