らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【クラシック音楽】モーツァルトのレクイエム

この間、芥川龍之介の未完の小説のお話をしましたが、作品が未完なものは小説に限らず、クラシック音楽にもあります。その中で最も有名な曲のひとつが、モーツアルトのレクイエム ニ短調 K.626でしょう。1791年の夏の終わり、見知らぬ男がモーツァ…

「春」芥川龍之介

広子と辰子は血を分けた姉妹ですが、姉広子は現実主義的な合理主義者であるのに対し、妹辰子は理想主義的な情熱家であり、ある意味、全く正反対の性格をもった女性です。とある春の日、広子は、妹辰子から或る男性と結婚したい旨を手紙で告げられます。その…

【父の死】食は生なり

この連休中、春分の日はいわゆるお彼岸の中日で、実家の名古屋に帰省して父の墓参りに行って来ました。今まで仏事というものに疎かった自分ですが、父の死をきっかけにいろいろ覚えまして、お彼岸についても、ネットなどで詳しく説明されていますが、改めて…

【プロレス】8 パキスタンの超巨人 ラジャ=ライオン

あれは自分が中学生くらいの時だったと思います。ある日、朝、学校に行くと、プロレス好きの友達が自分を待っていたかのように駆け寄ってきて不安げな顔をして、言いました。「今度の試合で馬場が死ぬかもしれない…」えっ…どういうこと?朝いきなりそんなこ…

「小説の読者」芥川龍之介

小説の読者というのは何を読んでいるのか。芥川龍之介は、今の小説の読者というものは、おおよそ3つのものを求めて読んでいると述べます。まず、その一つはその小説の筋。その次には、その小説の中に描かれた生活に憧憬を持つており、第三には、反対に読者…

【クラシック音楽】「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014」

皆さん、すっかり春めいてきた日々いかにお過ごしでしょうか。今月は仕事が非常に忙しく、好きなクラシック音楽を聴くひまもなかなか無いのですが(*_*)それが過ぎ去った頃であろうゴールデンウイークに、自分へのご褒美?としてクラシック音楽コンサートを…

【閑話休題】バレンタインデー哀歌

明日はホワイトデーですね。バレンタインデー&ホワイトデーには今まで幾多の試練を乗り越えてきた自分ですが、今年あった出来事を少し話そうと思います。その日、2月14日は、翌日大雪の予報が出ていて、昼過ぎには、凍るように冷たく強い風が吹き上がっ…

【人物列伝】30 久野久(くのひさ) 後編

後編です。実は久野久のヨーロッパ行きは、必ずしも手放しで喜ぶことができるものでなく、色々と問題もあったのですが、とにもかくにも彼女にとってクラシック音楽の本場の空気に触れられるということは、心ときめく素晴らしい出来事であったと思います。彼…

【人物列伝】30 久野久(くのひさ) 前編

以前【人物列伝】「高杉晋作」の記事で、彼の先駆けとしての人生を讃えました。そこでは、先駆けというのは、つまるところ、世の中の先頭を突っ走るわけですから道なき道を試行錯誤しながら進むことになるわけで、試行錯誤を繰り返し、何かにぶつかる度に傷…

【2月総括】

2月印象に残ったのは、なんといってもソチオリンピックの選手たちの輝きでしょう。 自分も・フリースタイルスキーモーグル女子の上村愛子選手・ジャンプ男子ラージヒルの葛西紀明選手・フィギュアスケート男子の羽生結弦選手及びエフゲニー・プルシェンコ…

【父の死】四十九日法要

いつも字数が多くて読んでいただくのに難儀するブログですので、たまには画像中心の記事をお送りしようと思います。首都圏に何十年ぶりかの大雪が降った週末、正月に亡くなった父の四十九日法要が予定されていましたので、自分はどうにかこうにかなんとか実…