らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【12月総括】法話のようなもの

この記事が今年ラストになります。12月は、父に死に関する記事をいくつか書かせていただきました。これまで長々父の話をして参りましたので、今回は、法要の際、最後に僧侶が参列者に話す法話というものがありますが、その法話もどきといいますか、中学生…

【父の死】父の葬儀

父の死の知らせを受け、急いで名古屋に帰りましたので、昼過ぎには父が安置されている病院に到着しました。病院には母と弟が待っていました。そこで自分は父の亡骸と初めて対面しました。入院中、生きているのか死んでいるのかというような感じだった父です…

【父の死】家族の決断

続きです。転院した病院は、病院というよりは、回復の見込みのない、父と同じような患者を寝かせておく、ある意味、収容施設のようなところでした。病院の廊下には、ある種独特のすえた匂いが漂い、病院の窓に差し込む冬の日差しは、弱く虚ろに感じました。…

【父の死】母の決断

時は今より少し遡ります。一年前のちょうど今頃、父はまだ生きていました。生きていた…という表現が正しいのかどうかはわかりません。少なくとも心臓は動き、息はしていました。先にもお話しましたが、父は一昨年の6月、外出先で脳出血で倒れ、その時点で…

【父の死】一周忌法要

先週末、名古屋の実家に、父の一周忌の法要で行って参りました。名古屋の街もすっかりクリスマスムードで、こちらは名古屋駅の駅ビルにあるデパートのクリスマスツリーです。そして、こちらは名古屋名物エビフライで形造ったクリスマスツリー…というわけで…

【絵画】「睡蓮の池、夕暮れ」モネ

http://statics.pen-online.jp/image/upload/news/kunsthaus-zurich-nact/block_00.jpg http://banq.jp/wp-content/uploads/2014/07/stc1179.jpg 今までいろいろな20世紀的絵画を見てきましたが、その後に、モネの「睡蓮の池、夕暮れ」を見るとホッとする…

【絵画】「赤、青、黄のあるコンポジション」モンドリアン

ルネサンス以降、中世の形式から解放された絵画は、画家達の自由な感性により、対象は思い思いにデフォルメされ、ついに20世紀に入り、デフォルメの究極たる抽象絵画にまで辿り着いた感があります。赤と青と黄の三色が水平と垂直の黒のラインに囲まれた作…

【11月総括】

早いもので、今年も12月の1ヶ月を残すのみとなりました。11月は読書をほとんどしなかったので「らんどく」ではありませんでしたが、ピカソからプロレスまで色々記事を書いた「なんでもかんでも」の月でした。書いていて思ったんですが、「ピカソからプ…

【絵画】「塔」ジョルジュ・デ・キリコ

http://livedoor.blogimg.jp/a_delp/imgs/8/a/8a07c3ce.png 一見何の変哲もないタワーの絵。しかし眺めているうちにどこか不安な思いが増してゆく。しんと静まり返った世界。塔の窓から誰かがじっと覗いている気配を感じるような、しかし、一転、全く人の気…

【美術】トーベ・ヤンソン展~ムーミンと生きる~

ムーミンの原作者として知られるトーベ・ヤンソンは、子供の頃から絵画に親しん育ち、母国フィンランドでは、ムーミンの作者というよりは、画家、芸術家として一目置かれている存在のようです。少女時代から20代の若い頃の油絵などを見ると、幼い頃から様…