ら行わ行の作家
前回、芥川龍之介「杜子春」の記事を書きましたが、この芥川の作品には、原典となる作品があります。唐の時代の李復言という人が書いた「続玄怪録」という伝奇小説がありまして、その中に、杜子春伝という一編があるのです。李復言「続玄怪録」 杜子春伝 htt…
2月は「恋」をテーマに色々な作品を読んできましたが、それを総括するものとして、今回いろいろ紹介してきた渡辺温の作品で締めくくりたいと思います。 今回紹介するのは「アンドロギュノスの末裔」。まずこの作品について述べる前に、アンドロギュノスは何…
今回も引き続き、渡辺温の作品を紹介します。 今回は「赤い煙突 」という作品です。病弱な少女が窓から見える向かいの家の3本の煙突を見ては、煙の出ない真ん中の小さな赤い煙突を、病弱な自分になぞらえ、物思いに沈んでいます。読み進めていくと、これは…
恋とはとても強いエネルギーを持っていて、時によっては自らを顧みないほどのものであるにもかかわらず、その気持ちを意中の相手に告白する段になると、なぜか途端に内気な恥ずかしがりやになってしまう不思議な内向きものです。 相手になんでこんな嘘を言っ…
今日朝5時半に起きて、再放送の第1回を視聴しました(^^;)見た感想をヒマな時に、ゆるゆる書こうと思ったのですが、内容をみて、ちょっと驚きました。あまりにも内容に問題ありです。老子とは銘打ってはいますが、いわば似て非なるもの。牛の肉を売ると称…