自分枕草子
夏 趣深いもの 夏の盛りの暁(あかつき)に ひぐらしの声で目が覚めること しばらく寝床で横になったまま その声に聞き入り うとうとするのもまた心地よい 朝日が昇る頃 乱雑な蝉々の鳴き声に ひぐらしの声がかき消されてしまうのは とても残念なことだ 古く…
夏の終わりを告げるもの入道雲のない空夕暮れのひぐらしつくつく法師の鳴き声高校野球の甲子園の試合終了のサイレンまだまだ残暑の厳しい日が続きますが、それでも、確実に夏は終わりを告げようとしています。つくつく法師の何か懸命に訴えるような鳴き声、…
冬の空にあるもの空に向かっている葉の落ちた樹々の枝音もなく流れてゆく淡い雲明るくて薄い日の光高い蒼空を突っ切る飛行機雲先月、枕草子をずっと読みまして、自分なりの枕草子を書いてみようという話をしましたが、今回オリジナルテーマで一つ作ってみま…