らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【クラシック音楽】作曲家と自筆楽譜

人は、作曲家の創り出す音楽によって、その作曲家がどんな人であるかイメージする傾向にあると思います。例えば、バッハなら静謐、モーツァルトなら優美、ベートーベンなら勇壮、ショパンなら繊細というような感じに。しかし、今日は、ちょっと趣向を変えて…

【プロレス】4 東洋の神秘 ザ・グレート・カブキ

この間、仲良しのブロ友さんの記事で、お住まいの地方にプロレスの興業が来て、人気若手レスラーに会ったという話をしていました。ブロ友さんは若い女性ですから、そのイケメンレスラーの笑顔が素敵だったと、楽しそうに話していました。確かに現在活躍して…

「虔十公園林」宮澤賢治

先日、宮澤賢治を知るための作品として挙げさせていただいた「虔十林公園」ですが、巷では、あまり有名とはいえないかもしれません。しかし、この作品の主人公虔十(けんじゅう)の生き方が、宮澤賢治の生き方と重なり合うと感じる部分も多々あり、ぜひ読ん…

団栗(どんぐり)忌(仮)  宮澤賢治

実は、先週の9月21日は宮澤賢治の命日でした。この前、記事でも書きましたが、正岡子規の命日は糸瓜忌と呼ばれており、他にも、芥川龍之介は河童忌、太宰治は桜桃忌などと名づけられていますが、宮澤賢治にはそのようなものがありません。それならばと、…

【テレビ番組】大河ドラマ「太平記」鎌倉幕府滅亡の回

「耳無し芳一」の記事から、平家→源氏→北条氏と、時の支配者の盛衰を追ってゆく過程で、このドラマを視聴しました。1991年に放送された大河ドラマです。自分が見たのは、20~23回が収められた第6巻で、「足利決起」「京都攻防」「鎌倉炎上」「凱旋…

「病牀六尺」正岡子規

実は、本日9月19日は「糸瓜忌」といいまして、正岡子規の命日にあたります。なぜ糸瓜(へちま)かと申しますと、子規辞世の句である 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな 痰一斗糸瓜の水も間にあはずをとゝひのへちまの水も取らざりきなどから取られていることに…

「耳無芳一の話」小泉八雲 おまけ話

平清盛が平治の乱で実権を握って20年で清盛が死去し、その5年後、壇ノ浦の戦いにて平家は滅亡しました。平家が栄華を極めたのは、たかだか二十数年間。例えて言うなら、21世紀になり実権を握って、今年くらいに一族全滅してしまうくらいの期間です。本当…

【クラシック音楽】指揮者三編

今日はクラシック音楽のコンサートにつきものの、指揮者についてのお話をいくつか。「踊るおじさん」あれは数年前、子供でも入場できる、ある音楽祭のコンサートに行った時のこと。曲が最高潮に盛り上がり、オーケストラも指揮者もノリノリで、自分も演奏に…

「耳無芳一の話」小泉八雲

小泉八雲の「耳無芳一の話」、改めて読んでみると、不思議に、知らず知らず、物語の音というものに意識が向いてしまいます。芳一を連れて行く鎧武者の甲冑がこすれる音、連れて行った先の、女達のひそひそ声。芳一がかき鳴らす琵琶の弦の音と、しんと静まり…

「双子の星」宮澤賢治

9月になり、中秋の名月も近づいてきて、ブログでも、ちらほら、お月さまにまつわる話を目にするようになりました。それでは。というわけではありませんが、今回、自分は、星にまつわる宮澤賢治の物語を。この「双子の星」は賢治が21歳の頃書いた、きわめ…

【クラシック音楽】同曲異演奏の魅力 ラ・カンパネラ

前回、初めてクラシック音楽というものに出会って、またたく間にCD所有4000枚になったという話をしました。へえー、4000曲もいろいろな曲のCDを集めたんだ。と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。同じ曲のCDが何…

【閑話休題】パラリンピック

いつもはほとんど夢を見ることがない自分ですが、この前、なぜか鉄棒で、大車輪をしている夢を見ました。大きな円を描いて、ゆっくり、ぐるん、ぐるんと鉄棒を回っていました。着地も、木の葉がはらはらと大地に降り立つような、きれいで静かな着地。明日が…

【8月総括】

命(いのち)尽くし蝉大の字の秋の空これは昨年の今頃詠んだ歌です。http://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/6027534.html8月もいつの間にやら過ぎ去り、9月になってしまいました。日中はまだまだ暑いですが、朝夕は涼しい風が吹き、過ごしやすくなり、…

【クラシック音楽】クラシック音楽とのなれそめ

最初にお断りですが、記事中、音源のページを貼りますが、全部聴く必要はなく、冒頭の2、3分聴いていただければ十分です。ビビビと来るものがありましたら、ぜひ全部お聴きください。また、本を読みながら、パソコンを見ながらの、ながらで聴いていただけ…

【クラシック音楽】クラシック音楽とウルトラセブン

この記事は、9月から掲載しようとしているクラシック音楽の記事で、こんな感じのを書きますというお試し版のようなものです。なお、記事中、音源のページを貼りますが、全部聴く必要はなく、冒頭の2、3分聴いていただければ十分です。また、本を読みなが…