2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧
「この作品はフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。」そんなこんなで最初のうちは、家の中でコスチュームを着て、喜んでいたのですが、そのうち飽き足らなくなって、ちょっとだけで外で…と考えるようになりました。しかし…
「この作品はフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。」わたくし、地方在住で専業主婦をしております雪乃と申します。夫のゆうちゃんとは大恋愛の末結婚して、はや十余年。子供はおりません。今流行りのアラフォー世代ど真…
先日、課の連中数人と連れ立って、お昼を食べに行きました。いつもは一人で本を読みながら静かに、ということが多いのですが、その日はたまたま。食後の雑談タイム。自分は連中の話につきあいながら、ちらちらとプロレスのDVDの付録の冊子を見ておりまし…
今回感じ入った歌は 梅の花夢に語らくみやびたる花と我思(あれも)ふ酒に浮かべこそ大伴旅人梅の花が夢の中で語ったことです風流な花だと 私は自分でそう思いますどうぞお酒に浮かべてくださいな この歌はたった三十一文字で、梅の花のかわいらしさと、梅の…
ちょっと日にちが経ってしまいましたが、先週会社全体の新年会の後、有志で2次会にカラオケに行きました。20~40代男女で、ほぼ同数の10人くらい。2時間くらいでしたから、1人1~2曲というところです。各世代それぞれに思い入れの歌があり、あー…
http://ecx.images-amazon.com/images/I/51xqPW6OUsL._SL500_AA300_.jpg 以前、夏目漱石「夢十夜」という作品を読みました。その際、投稿いただいたコメントで、「夢十夜」をベースにした映画があると知り、一度は見てみたいと思っていました。それがこの映…
私は、友が無くては、耐へられぬのです。しかし、私には、ありません。この貧しい詩を、これを、読んでくださる方の胸へ捧げます。そして、私を、あなたの友にしてください。この序文で始まる八木重吉の処女詩集「秋の瞳」。生きるということは、嬉しくて心…
自分はプロレスが好きなんですが、今、「燃えろ!新日本プロレス」というDVDが隔週で発売されていて、気に入った回のを買っています。今、見ているのは「はぐれ国際軍団との抗争」編の回。その中ではぐれ国際軍団の一員として大暴れしているアニマル浜口…
昨日は会社の新年会でした。自分は日頃仕事上接点のない課長の横に、座ることになりました。年は四十代半ばの方です。仕事上接点がないというものの、私的に会話したことが何度かあり、以前三国志の話などで盛り上がったことがあります。ですからちょっとし…
きょうは月明かりがとても明るい夜だつたのでいつも暗いよろよろ歩く古びた石の階段の道を月明かりを見上げながらのぼっていつた今日は満月でした。満月と満月に近い月とでは、明るさに格段の差があるような気がします。数年間朝の散策をして、月を眺めてそ…
青空文庫には人気作品という欄があります。夏目漱石「こころ」、芥川龍之介「蜘蛛の糸」、太宰治「人間失格」、宮澤賢治「銀河鉄道の夜」など名だたる名作を押しのけ、1位となっているのは、夢野久作「ドグラ・マグラ」。ご存知でない方もいらっしゃるかも…
今朝は非常に貴重な体験をしました。朝5時過ぎ、いつものように散策してましたら、今朝は冷たい氷雨が降っていて凍えるような寒さだったのですが、突然、暖かい南風が吹いてきて、10分くらいの間に季節が2カ月くらい暖かくなってしまいました。一番近い…
まず、あとがきの記事を書く理由ですが、作品は小説の手習いとして書いておりますので、ある種の覚え書きといいますか、どういう意図でこのように構成したか、描写したかということを書き留めることを主な目的としています。興味あるようでしたら、ぜひご覧…
老狼の自分自身との絶望的な闘いは夜通し続いた。苦しそうに吐き出される息は、おりからの寒さで白く宙に舞い上がった。少年は為す術なく、じっと老狼に寄り添うしかなかった。やがて夜が明け、朝になった。老狼の闘いはまだ続いていた。少年は居ても立って…
森に冬がやってきた。冷たい冬の風が森の木々の間を吹き抜け、寒さのあまり木々達はさわさわと音をたてて震えていた。その冷たい風が吹きすさぶ小高い丘の上に少年は立っていた。少年の輝いた瞳は草原の向こうを、微動だにせずにじっと見つめていた。その姿…
秋が訪れた。実りの秋。森の動物たちは来るべき冬に備え、エサを求めて野外にくり出す。それはまた絶好の狩り場ともなった。老狼は少年に言った。「狩りのやり方もいよいよ最後の仕上げだ。今度から1人で追いかけて、1人で獲物を捕らえるんだ。それを覚え…
その夜は満月の月の光が、黒い森の奥まで差し込む明るい夜だった。満月と相和すようにあまたの星々も煌々と夜空に輝いていた。やがて満月が青い雲に隠れ、辺りが暗くなるとすっかり寝静まった群れから一匹がむくっと起き上がった。少年だった。少年は他の家…