らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【12月総括】

年の瀬やねこと温(ぬく)むるかくれんぼもぞ今年最後の記事となります。12月は師走で気忙(きぜわ)しく、じっくりと腰を落ち着けて考えるという雰囲気でもないことから、少々リラックス気味の記事をお送りいたしました。しかしながら、その中で、宮沢賢治…

【猫】ウチのねこ

最近、記事でもお披露目しましたが、今年になって猫を飼い始めました。名前はランスくんです♂名前の由来は、白いブーツをはいたような後ろ足に、白い手袋をしたような前足。首回りに白いチーフをしているような毛並みで、ちょっと気品があってイケメンなので…

【字余りの歌】62

年暮れの猫とたわむる小春かなもぞつかの間の閑を楽しんでおります。ここのところ暖かいですね。本当は祝日の今日も出勤予定だったのですが、ひょんなことで休日となり、家でまったり過ごしております。写真の猫は、最近、一緒に暮らし始めた猫です。おそら…

「人でなしの恋」江戸川乱歩

19歳の京子は、地元の名士の家に嫁入りをする。夫は資産家の美青年で、京子にとって、それは世の妬みを買うほどの恵まれた縁組みだった。京子はそのような夫に愛され、有頂天となるが、半年ほどして、京子はその愛がまやかしであることに気づき始める。京子…

「猫の事務所」宮沢賢治

今年は宮沢賢治生誕120年ということで、いくつか作品を取り上げるつもりでしたが、結果ほとんど書くことができなかったので、その罪滅ぼしにひとつ取り上げたいと思います。今回の作品は「猫の事務所」。そのテーマはずばり「いじめ」です。猫の歴史や地理を…

【自分枕草子】冬の空にあるもの

冬の空にあるもの空に向かっている葉の落ちた樹々の枝音もなく流れてゆく淡い雲明るくて薄い日の光高い蒼空を突っ切る飛行機雲先月、枕草子をずっと読みまして、自分なりの枕草子を書いてみようという話をしましたが、今回オリジナルテーマで一つ作ってみま…

【字余りの歌】61 冬の厚着

鉄塔も厚着するなり冬の空もぞ今年の冬はとても寒いような気がします。首都圏では11月に50数年ぶりの雪が降りましたし、新聞などで見る気温よりも、なにかしら寒く感じます。ひと度風が吹くと、冷凍庫から吹いてきたようなその冷気に思わず身が凍(こご)え…

【美術】「書の美、文字の巧」後編 三の丸尚蔵館

後編です。今回一番見たかったのが、こちらの薩長同盟の裏書をした坂本龍馬の書の原本。まさに歴史を回天した歴史的文章です。坂本龍馬の字は左右あちこちに跳び跳ねていて奔放なんですが、にもかかわらず、芯はしっかりした感じを受けました。薩長同盟の裏…

【美術】「書の美、文字の巧」前編 三の丸尚蔵館

自分は、書というものに対して、あまり関心を持たないで過ごしてきました。書道を習ったことはありませんし、自分にとって文字というのは、コミュニケーションを伝達するための記号に過ぎなかったと言ってよいと思います。しかしながら、書というものを見る…

【11月総括】

11月も終わりました。11月のビックニュースは、なんと言っても、アメリカ大統領選でトランプ氏が当選したことでしょう。http://livedoor.blogimg.jp/makotokawai1805-makocchi/imgs/c/c/cc08a366-s.jpg勝利に沸くトランプ陣営それに対する世界共通の反応…