らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【閑話休題】カラオケ2 新年会2次会にて

ちょっと日にちが経ってしまいましたが、
先週会社全体の新年会の後、有志で2次会にカラオケに行きました。

20~40代男女で、ほぼ同数の10人くらい。

2時間くらいでしたから、1人1~2曲というところです。

各世代それぞれに思い入れの歌があり、
あー、この人は、この歌が流行った世代なのかとか、
あの人は、こういう歌が好きなのかという意外な発見があったりして、
なかなか楽しいものです。

かくいう自分は、小室哲哉ファミリーが活躍した頃に、邦楽をよく聴いた世代の人間なので、
そこらへんの年代の歌をよく知ってます。
華原朋美さんの「I'm proud」を聴くと、思わず小室パートをハモりたくなります(^_^;)
http://www.youtube.com/watch?v=erf-9e7trWk

でも郷ひろみさんも歌いますよ。
元気が出るし、おもしろいじゃないですか。
「2億4千万の瞳」なんて最高に楽しい歌ですよね。
http://www.youtube.com/watch?v=wBiBhONDQSw


余談ですが、大学1年の紅顔の美少年?だった頃、
バイト先のみんなと行ったカラオケで、「お嫁サンバ」を歌っていたら、
酔っ払った同僚のパートのおばさんがいきなり踊り出し、
抱きつかれた挙げ句、唇を奪われそうになったことがあります(-.-;)


それはともかく、今回もなかなか面白いことがありました。

アラフォー世代の女性が、辛島美登里さん「サイレント・イヴ」という歌を歌っていました。
http://www.youtube.com/watch?v=Edv3pdlO5wg


簡単に要約すると、クリスマスの雪が降る日に、片思い?失恋?の気持ちを
せつせつと歌った曲なんです。
しんみりとして、自分も結構好きな曲です。

「もうクリスマス終わりましたよ。」
とツッコミを入れると、
「いいの!私の心は1年中クリスマスなんだから!」
と、わかったようなわからないような返答が(^_^;)

その歌詞に


ともだちっていうルールはとても難しいゲームね♪
もう二度と二人のことを邪魔したりしない♪

という歌詞パートがあるんですが、
その部分を、彼女は、僕の顔をみつめながら歌うんです(-.-;)

歌い終わった後、
「なんであんな紛らわしいことするんですか!」
と猛烈に抗議すると、
彼女曰わく
「歌っていて絡みやすい顔だった」

どんな顔なんでしょうか(-.-;)


それにしても40代の人というのは、アニメソングもよく歌いますね。

再放送などで知っているものもあれば、知らないものもありますが、
今回「魔術っ子メグちゃん」という歌を聴きました。
ロック調のイケイケ系の歌で、パンチの効いた元気のいい歌です。
http://www.youtube.com/watch?v=zU-4NIDpMNc

しかし今聴くと、歌詞がちょっと、はしたないというか…
もしウチの姪っ子が歌っていたら、
「そんな歌、歌っちゃいけません!」
と注意してしまうかも(^_^;)
でも調べてみると、この頃は山本リンダさんなどが活躍していた、
女性の元気がいい時代だったんですね。
ですから、子供の歌にもその影響が表れていたのかも。

で、歌に戻りますが、
パンチの効いたイケイケ系の歌なんですが、
テンポがすごくいいんです。
耳に馴染みやすい一定のテンポがずっと続くんですが、

そしてその時、あっと気づいたことがあります。

歌詞を見て、お気づきになるでしょうか。



子供だなんて 思ったら
大間違いよ 女の子
二つの胸の ふくらみは
何でも出来る 証拠なの

お化粧なんかは しなくても
あなたは私に もう夢中
真珠の涙を 浮かべたら
男の子なんて いちころよ

魔女っ子メグは 魔女っ子メグは
あなたの心に 忍び込む 忍び込む


おわかりになったでしょうか。
そう、歌詞が全て七五調で構成されているんです。
5フレーズ目からは八五調ですが、
基本七五調の字余りと考えればいいのではないかと思います。

要は七(八)と五の音で歌詞が全て構成されています。
テンポの良さはこれが原因だったのです。

七五調の歌で有名なものといえば、

島崎藤村の「初恋」

まだあげ初めし 前髪の
林檎のもとに 見えしとき
前にさしたる 花櫛の
花ある君と 思ひけり


ですが、この島崎藤村の歌、「魔術っ子メグちゃん」のメロディで歌えてしまいますね(^_^;)

この作詞家は千家和也という方ですが、
70年代に山口百恵さんやキャンデーズなどの曲を幅広く手がけた方のようです。

まさかこんな曲調の歌に、日本古来の語調のようなものがひそんでいようとは…
へえーっと、思わず感心してしまいました。

探せばまだ見つかるかもしれませんね(^^)



参照で「カラオケ1」の記事です。