【クラシック音楽】「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014」
皆さん、すっかり春めいてきた日々いかにお過ごしでしょうか。
今月は仕事が非常に忙しく、
好きなクラシック音楽を聴くひまもなかなか無いのですが(*_*)
それが過ぎ去った頃であろうゴールデンウイークに、
自分へのご褒美?としてクラシック音楽コンサートを予約しました。
それはこちらの音楽祭の中の2つのコンサートなのですが、
http://www.lfj.jp/lfj_2014/?id=nav
このラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンは今回で10回を迎え、
通常のコンサートと異なり、チケット料金も安く、また幼児でも入場可能な、
より多くの人が聴きに行くことができるよう配慮された音楽祭です。
数ある魅力的なプログラムの中で
自分が選んだのは、5月5日に行われる
・ベートーベン:ピアノソナタ「ワルトシュタイン」「熱情」
ピアノ:アブデル・ラーマン・エル=バシャ
2500円
・ラフマニノフ:交響詩「死の島」、ピアノ協奏曲第3番
ピアノ:ヨーゼフ・モーグ
ウラル・フィル
指揮:ドミトリー・リス
1500円
演奏するアーティストについては未聴なのですが、
この音楽祭は新進気鋭の若手から超ベテランまで参加し、
聴いたとこ勝負のところがありますけれども、
掘り出し物も多く、それが魅力的でもあります。
曲目については、まずベートーベンのピアノソナタについて。
ベートーベンが青年期、故郷のボンで知り合った人の中に非常に重要な人物がいました。
それがフェルディナント・エルンスト・フォン・ワルトシュタイン伯爵(1762-1823)だったのですが、
ワルトシュタインは、自身もピアノの名手であり、
まだ若いベートーヴェンの才能に注目し、ウィーン留学を強く勧めた人物です。
ウィーン留学が無ければ、ベートーヴェンのその後の音楽活動は無かったともいえますから、
その意味で、ワルトシュタインとの出会いは、
ベートーヴェンの生涯を決める大きなものだったといえます。
ベートーヴェンがウィーンへ発つ際、ワルトシュタインは記念帳に
「不断の努力をもってモーツァルトの精神をハイドンの手から受け取りたまえ」
と書き記したエピソードが残されています。
今月は仕事が非常に忙しく、
好きなクラシック音楽を聴くひまもなかなか無いのですが(*_*)
それが過ぎ去った頃であろうゴールデンウイークに、
自分へのご褒美?としてクラシック音楽コンサートを予約しました。
それはこちらの音楽祭の中の2つのコンサートなのですが、
http://www.lfj.jp/lfj_2014/?id=nav
このラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンは今回で10回を迎え、
通常のコンサートと異なり、チケット料金も安く、また幼児でも入場可能な、
より多くの人が聴きに行くことができるよう配慮された音楽祭です。
数ある魅力的なプログラムの中で
自分が選んだのは、5月5日に行われる
・ベートーベン:ピアノソナタ「ワルトシュタイン」「熱情」
ピアノ:アブデル・ラーマン・エル=バシャ
2500円
・ラフマニノフ:交響詩「死の島」、ピアノ協奏曲第3番
ピアノ:ヨーゼフ・モーグ
ウラル・フィル
指揮:ドミトリー・リス
1500円
演奏するアーティストについては未聴なのですが、
この音楽祭は新進気鋭の若手から超ベテランまで参加し、
聴いたとこ勝負のところがありますけれども、
掘り出し物も多く、それが魅力的でもあります。
曲目については、まずベートーベンのピアノソナタについて。
ベートーベンが青年期、故郷のボンで知り合った人の中に非常に重要な人物がいました。
それがフェルディナント・エルンスト・フォン・ワルトシュタイン伯爵(1762-1823)だったのですが、
ワルトシュタインは、自身もピアノの名手であり、
まだ若いベートーヴェンの才能に注目し、ウィーン留学を強く勧めた人物です。
ウィーン留学が無ければ、ベートーヴェンのその後の音楽活動は無かったともいえますから、
その意味で、ワルトシュタインとの出会いは、
ベートーヴェンの生涯を決める大きなものだったといえます。
ベートーヴェンがウィーンへ発つ際、ワルトシュタインは記念帳に
「不断の努力をもってモーツァルトの精神をハイドンの手から受け取りたまえ」
と書き記したエピソードが残されています。
留学十数年を経て、
ベートーベンが自分でも一人前になったと自負できるようになって初めて、
恩人であるワルトシュタインに曲を贈ろうと作曲したのではないかと
恩人であるワルトシュタインに曲を贈ろうと作曲したのではないかと
自分は想像しています。
非常に格調高い、堂々としたベートーベンらしい力強さと自信に満ちた曲となっています。
https://www.youtube.com/watch?v=eSWwn6fNaGI
なお、ベートーベンとワルトシュタインとの交流については、
手塚治虫氏の遺作「ルードウッヒ・B」(未完)について詳しく描かれています。
http://tezukaosamu.net/jp/manga/565.html
「熱情」は悲愴、月光と並んで、三大ソナタと呼ばれる有名曲ですが、
その曲想のダイナミックかつ迫ってくるような力強さ、音符からほとばしる煌めきなど、
非常に格調高い、堂々としたベートーベンらしい力強さと自信に満ちた曲となっています。
https://www.youtube.com/watch?v=eSWwn6fNaGI
なお、ベートーベンとワルトシュタインとの交流については、
手塚治虫氏の遺作「ルードウッヒ・B」(未完)について詳しく描かれています。
http://tezukaosamu.net/jp/manga/565.html
「熱情」は悲愴、月光と並んで、三大ソナタと呼ばれる有名曲ですが、
その曲想のダイナミックかつ迫ってくるような力強さ、音符からほとばしる煌めきなど、
交響曲でいえば第5番「運命」のような曲想だと個人的には感じています。
そして特に第3楽章の、高みにぐんぐんと上っていくような推進力とそれに伴う高揚感。
今の形のピアノの原型が生まれて僅か数十年で、
ピアノの成し得る表現の限界を極めようとしたベートーベンの強固な意志が伝わってくるようであり、
一台のピアノでこれだけ多彩かつ力強い表現が可能であるのかと、今さらながら驚かされます。
https://www.youtube.com/watch?v=wEXS3u64Yco
(第3楽章は15:28より)
ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番については
かつて映画「シャイン」のメインで用いられたもので、自分も大好きな曲です。
非常に凄みのあるデモニッシュな曲で、
なにか曲想に引きずり込まれるような、
そして壮大かつ壮麗な輝きに満ち満ちた曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=SOBX-89Xh0c
映画「シャイン」については以前記事に書いたこともあり、
そこで同曲についても触れていますので、
興味のある方はご覧になってみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/3567266.html
実はラフマニノフは、この前のオリンピックで浅田真央選手がフリーの曲にしていた
ピアノ協奏曲第2番もチケットを取ろうとしたのですが、
すでに売り切れで入手できませんでした(^_^;)
かように3曲とも長年にわたり慣れ親しんできた曲であり、
たぶんCDでそれぞれ数百回は聴いていると思うのですが、
実は実演は初めてなんです(^_^;)
ですから今から非常に楽しみにしています。
https://www.youtube.com/watch?v=wEXS3u64Yco
(第3楽章は15:28より)
ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番については
かつて映画「シャイン」のメインで用いられたもので、自分も大好きな曲です。
非常に凄みのあるデモニッシュな曲で、
なにか曲想に引きずり込まれるような、
そして壮大かつ壮麗な輝きに満ち満ちた曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=SOBX-89Xh0c
映画「シャイン」については以前記事に書いたこともあり、
そこで同曲についても触れていますので、
興味のある方はご覧になってみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/3567266.html
実はラフマニノフは、この前のオリンピックで浅田真央選手がフリーの曲にしていた
ピアノ協奏曲第2番もチケットを取ろうとしたのですが、
すでに売り切れで入手できませんでした(^_^;)
かように3曲とも長年にわたり慣れ親しんできた曲であり、
たぶんCDでそれぞれ数百回は聴いていると思うのですが、
実は実演は初めてなんです(^_^;)
ですから今から非常に楽しみにしています。
コンサート自体数年ぶりくらいなんです。
出店なども数多く出ており、
クラシック音楽にありがちな敷居の高い雰囲気などもありませんから、
近隣にお住まいの方も、ゴールデンウイークの銀プラついでに
ぜひいらしていただければと思います(^^)
出店なども数多く出ており、
クラシック音楽にありがちな敷居の高い雰囲気などもありませんから、
近隣にお住まいの方も、ゴールデンウイークの銀プラついでに
ぜひいらしていただければと思います(^^)