らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【2月総括】



 
2月印象に残ったのは、なんといってもソチオリンピックの選手たちの輝きでしょう。

自分も
フリースタイルスキーモーグル女子の上村愛子選手
・ジャンプ男子ラージヒル葛西紀明選手
フィギュアスケート男子の羽生結弦選手及びエフゲニー・プルシェンコ選手
フィギュアスケート女子の浅田真央選手
の記事を書かせていただきました。

非常に印象深い素晴らしいオリンピックだったのではないでしょうか。

ブログでオリンピックの記事が書かれているものを、
いくつか読ませていただきましたが、
皆さん、本当によく見ていらっしゃると感心することしきりでした。

例えば、モーグル女子の上村愛子選手に関する記事で
次のような叙述のものを目にしました。


「いつもならゴールした直後に彼女はゴーグルを取って
電光掲示版のタイムの表示を真っ先に見るのに、
この時はなかなかゴーグルを外そうとしなかった。
この時、私は彼女がひょっとしたら泣いているんじゃないかと思った。
しばらくしてインタビュアの求めに応じて、
ゴーグルを外した時、彼女の目には明らかに光った後があった。
しかし、彼女はインタビュアの目をしっかり見て、はっきりと言った。

「聞きづらいかもしれませんが、まっすぐ聞いてください。」

この言葉を聞いた時、
ああ、彼女は自分に真っ直ぐにやり切ったんだな…と思わず涙が出た。」


芸術作品を見ても、感じるところ、思うところはそれぞれのように、
選手達の競技を見ても、感じるところ、思うところはそれぞれです。
その瞬間を忘れぬように
御自身の言葉でその感動を保存されることをぜひお勧めいたします。


感動という点では、
記事にしたテニスにかける青春を描いた漫画「エースをねらえ!」も素晴らしい作品です。
しかし事実は小説より奇なりではありませんが、
実際鍛え抜かれた本物の躍動感、共鳴感というものは、
やはり強烈なインパクトがあります。
世界の多くの人々がオリンピックを愛する理由は
こういうところにあるのではないかと思います。


それでは、この記事の最後のおまけに、
フィギュアスケートで我々に深い感銘を与えてくれた
浅田真央選手のフリーの曲、
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を紹介しようと思います。

過去のピアノの大家の名演奏あまたあれど、
その中から辻井信行さんの演奏を選んだのは、
ひとつひとつの音のみずみずしさ、躍動感、
そして曲に対する没入感といったものに
深く感じ入ったところにあります。

なお、アルベールビルオリンピックの伊藤みどり選手のフリーの曲も
同じラフマニノフのピアノ協奏曲第2番なのですが、
メロディが異なるのは、
浅田真央選手が第一楽章、伊藤みどりさんが第三楽章をベースにしているからなのです。
よかったらぜひお聴きになってみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=dGX3temma5Q


3月はまた読書の記事などをこつこつ書いてゆきたいと思っています。
皆様、今月もまたよろしくお願いいたします。


(参考記事)
浅田真央選手に関する記事 http://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/12580877.html
伊藤みどり選手に関する記事 http://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/12442785.html