【クラシック音楽】神童の演奏
クラシック音楽では、神童と呼ばれる人物が現れることがままあります。
その神童の元祖として、真っ先に名を挙げられるのは、
その神童の元祖として、真っ先に名を挙げられるのは、
わずか3歳の時に、姉の奏でた曲を、
すぐさまピアノで完全に弾きこなしたという逸話から始まります。
マリア・テレジア、マリー・アントワネットという歴史上有名な王族も含まれます。
そして、連日の演奏会の合間をぬって、ピアノソナタや交響曲を作曲。
その楽譜がヨーロッパの大都市で販売されるに至ります。
僅か9歳の時でした。
その他にも、バチカン門外不出の秘曲を、たった一度聴いただけで覚えてしまったとか、
14歳の時、当時音楽家にとって最高の名誉だったアカデミック・フィルハーモニーの入会試験の課題で、
3時間はかかる課題を30分足らずで書き上げ、難無く合格してしまったなど、
逸話には事欠きませんが、
モーツアルトの神童ぶりを発揮した演奏とは一体どのようなものだったのでしょう。
残念ながら、今となっては知るべくもありませんが、
現代においても神童と呼ばれる人物は何人かおります。
今回はその現代の神童と呼ばれる彼らの演奏を紹介します。
まず、こちらのベトナム系アメリカ人エヴァン・リー君。
5歳だそうです。
https://youtu.be/hwySwNhTU-s
いわゆる素人の演奏というのは、レンガをひたすらに積んで建物を作ることに似ています。
レンガを1個ずつ積むように目先の音符を追ってゆくのですが、
曲全体の構築がしっかり見えていないので、
それは建物の型を形造る縦の柱が入っていないのと同じで
いつ崩れるかいつ崩れるか、冷や冷やしながら聴くことになるものです。
ほんの平屋のような小曲ならば粗(あら)は見えにくいですが、
曲が複雑で大曲になればなるほど、
そして、連日の演奏会の合間をぬって、ピアノソナタや交響曲を作曲。
その楽譜がヨーロッパの大都市で販売されるに至ります。
僅か9歳の時でした。
その他にも、バチカン門外不出の秘曲を、たった一度聴いただけで覚えてしまったとか、
14歳の時、当時音楽家にとって最高の名誉だったアカデミック・フィルハーモニーの入会試験の課題で、
3時間はかかる課題を30分足らずで書き上げ、難無く合格してしまったなど、
逸話には事欠きませんが、
モーツアルトの神童ぶりを発揮した演奏とは一体どのようなものだったのでしょう。
残念ながら、今となっては知るべくもありませんが、
現代においても神童と呼ばれる人物は何人かおります。
今回はその現代の神童と呼ばれる彼らの演奏を紹介します。
まず、こちらのベトナム系アメリカ人エヴァン・リー君。
5歳だそうです。
https://youtu.be/hwySwNhTU-s
いわゆる素人の演奏というのは、レンガをひたすらに積んで建物を作ることに似ています。
レンガを1個ずつ積むように目先の音符を追ってゆくのですが、
曲全体の構築がしっかり見えていないので、
それは建物の型を形造る縦の柱が入っていないのと同じで
いつ崩れるかいつ崩れるか、冷や冷やしながら聴くことになるものです。
ほんの平屋のような小曲ならば粗(あら)は見えにくいですが、
曲が複雑で大曲になればなるほど、
すなわち建てようとする建物が高く大きくなればなるほど、
ぐらぐらと建物は揺れ、崩壊する危険を孕むものとなります。
しかし、リー君の演奏は造形がしっかりしていて安定していて、
安心して聴くことができますね。
幼いながらに彼の感性が曲想全体を掴み取っているのでしょう。
そういう意味では、
ぐらぐらと建物は揺れ、崩壊する危険を孕むものとなります。
しかし、リー君の演奏は造形がしっかりしていて安定していて、
安心して聴くことができますね。
幼いながらに彼の感性が曲想全体を掴み取っているのでしょう。
そういう意味では、
人並外れた才能を持っているといってもやぶさかではありません。
いわゆる、子供の手習いとは一線を画する、
立派に鑑賞に耐えうる演奏となっているところが、とても素晴らしい。
そして、神童と呼ばれる人物は日本にもいます。
こちらの小林愛実さんの演奏をお聴かせします。
なんと4歳の時の演奏。
https://youtu.be/-Cv_6WBf3Wg
エヴァン・リー君と小林愛実さん、どちらかと問われれば、
自分は、躊躇なく、小林さんの演奏を推します。
彼女の演奏はのびのびとしていて、聴く者の心を引き寄せる力に満ちています。
とても集中力のある魅力的な音です。
その小林さんを以てしても、
いわゆる、子供の手習いとは一線を画する、
立派に鑑賞に耐えうる演奏となっているところが、とても素晴らしい。
そして、神童と呼ばれる人物は日本にもいます。
こちらの小林愛実さんの演奏をお聴かせします。
なんと4歳の時の演奏。
https://youtu.be/-Cv_6WBf3Wg
エヴァン・リー君と小林愛実さん、どちらかと問われれば、
自分は、躊躇なく、小林さんの演奏を推します。
彼女の演奏はのびのびとしていて、聴く者の心を引き寄せる力に満ちています。
とても集中力のある魅力的な音です。
その小林さんを以てしても、
今回のショパンコンクールにおいて入賞を果たすことはできませんでしたが、
今から思うと、コンクール制覇ということに、
心が囚われ過ぎて、硬くなっていたような気もします。
コンクールなどというものは、所詮ひとつの基準による優劣に過ぎません。
すでに、小林さんは聴く人を感動させる自分の音というものを持っているわけですから、
ショパンに限らず、どんどん新しいレパートリーに挑戦して、
その可能性を伸ばしていって欲しいものです。
例えば、15歳の時に弾いた、このベートーベンのピアノソナタ「熱情」などは、
何度も繰り返して聴きたくなる素晴らしい演奏だと自分は思います。
https://youtu.be/PCWJLIeZDeQ
そして、日本人でもうひとり。牛田智大くんの演奏を紹介します。当時12歳。
https://youtu.be/1ZMejOJeXy0
今から思うと、コンクール制覇ということに、
心が囚われ過ぎて、硬くなっていたような気もします。
コンクールなどというものは、所詮ひとつの基準による優劣に過ぎません。
すでに、小林さんは聴く人を感動させる自分の音というものを持っているわけですから、
ショパンに限らず、どんどん新しいレパートリーに挑戦して、
その可能性を伸ばしていって欲しいものです。
例えば、15歳の時に弾いた、このベートーベンのピアノソナタ「熱情」などは、
何度も繰り返して聴きたくなる素晴らしい演奏だと自分は思います。
https://youtu.be/PCWJLIeZDeQ
そして、日本人でもうひとり。牛田智大くんの演奏を紹介します。当時12歳。
https://youtu.be/1ZMejOJeXy0
とても甘いマスクのイケメンです(^^)
彼は現在17歳ですが、彼の音は、柔らかくて美しい。
心地よく身をゆだねることができる音色です。
かつ迫ってくるものもあります。
その落ち着いた、しっとりとした雰囲気は、もう何十年も舞台に立っているピアニストかと
彼は現在17歳ですが、彼の音は、柔らかくて美しい。
心地よく身をゆだねることができる音色です。
かつ迫ってくるものもあります。
その落ち着いた、しっとりとした雰囲気は、もう何十年も舞台に立っているピアニストかと
錯覚させるような堂々としたものです。
神童モーツアルトの演奏がどのようなものであったのか。
彼の作曲した曲から推測しますと、
小林さんの才気煥発な感じと、牛田くんのしっとりとした感じを併せ持った風ではなかったか、
自分はそのように勝手に想像しております。
神童モーツアルトの演奏がどのようなものであったのか。
彼の作曲した曲から推測しますと、
小林さんの才気煥発な感じと、牛田くんのしっとりとした感じを併せ持った風ではなかったか、
自分はそのように勝手に想像しております。
下の四角の矢印が出ているところをクリックしますと、
アプリケーションの選択となりますから、
そこでYouTubeを選択しますと再生できます。
お試しになってみてください。