らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【漫画アニメ】おちゃめ神物語コロコロポロン


吾妻ひでおが69歳で死去、「失踪日記」「ななこSOS」「不条理日記」など

 

 

漫画家の吾妻ひでおさんが亡くなりました。

吾妻ひでおさんといっても、その作品はピンとこない方が多いかもしれません。

ネットなどで代表作とされているのは「失踪日記」ということですが、

自分これ知らないですね。

 


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吾妻ひでおさんの自分的代表作といえば、「おちゃめ神物語コロコロポロン」

 

自分は聖闘士星矢よりも何よりも、このコロコロポロンでギリシャの神々の名前と性質を覚えました(笑)

 

物語はいわゆるナンセンスギャグものなんですが、

今見ると、いかがわしいとまでは言いませんが、ちょっと怪しげな作風であるような気も(^_^;)

 


おちゃめ神物語コロコロポロン OP&ED stereo

 

でも、子供ってそんなこと気にしないんですよね。

面白いか面白くないかがあるだけで、

何かの規範に照らして適当かどうかなんて関係ないんですから。

大人がちょっとこれは子供が見るには適当でないと思っても、

お構いなしにゲラゲラ笑って喜んでるって事があるわけです。

 

そういえば昔、自分の10歳ぐらい年上のいとこの家に遊びに行くと、

ドリフターズの加藤茶のネタである「ちょっとだけよ」をやってくれましたが、

それってストリップ劇場のモノマネネタなんですよね(^_^;)


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でも、すごく面白くて、いとこのところに遊びに行く度に、

〇〇ちゃん、ちょっとだけよ、やってやって!

とせがんだものでした。

 

今度法事で会った時、せがんでやってもらおうかな(笑)

 


それにしても、こんなコロコロポロンのような天真爛漫な作品を描きながら、

アル中依存症になって失踪を繰り返し精神病院に入院し、自殺未遂までしてしまうとは・・・

人間の心って本当に難しいと思います。

そして、その体験を綴った「失踪日記」が吾妻さんの代表作とされているのは、ちょっと悲しい気持ちがします。

 

でも、芸術家でも漫画家でも同じですけれど、こういう作品を創り出す人ってうらやましいですね。

自分が死んでも、その作品について語り継いでくれる人がいる事で永遠の命を得る。

そういう意味で作品を創り出す人というのは命を創っているのと同じですね。