【閑話休題】台風19号首都圏直撃について
首都圏への接近が懸念されていた台風19号ですが、
残念ながらその懸念が現実のものとなりつつあります。
こちらは10日朝の台風進路予想図ですが 、風の東半径が首都圏をすっぽり覆うような形になっています。
前回の台風15号でも言いましたが、台風の東半径と西半径とではその風の強さはまるで違います。
15号では、東京横浜はかろうじて西半径に入ったため、大きな被害は免れましたが、
東半径に入った千葉房総半島では大きな被害をもたらしました。
今回の19号は首都圏全域がすっぽりと台風の東半径に入る形となりますから、
15号で千葉房総半島で起こったことが首都圏全域で起こる、いや、それ以上の被災を被る可能性が大きいといえます。
首都圏の方々はそれを覚悟しておいた方がよいと思います。
それでは、台風が直撃する2日前の今、何をしたらよいか。
テレビやネットでもさんざん告知していますので、それを参考にしていただけたらと思いますが、
最低限停電や断水に備えた非常用電灯や飲料水などの確保は必要でしょうね。
そして台風による家屋被害の最たるものは、風で窓ガラスが割れて、激しい風雨が屋内に吹き込んでしまうことですから、
家屋の窓というのは何が何でも守るべき絶対防衛圏といえます。
戸建ては雨戸などがあるでしょうから、雨戸をきちっと閉める。
しかし自分が住んでいるマンションなどは雨戸がないんです。
ですから今日明日にでもダンボールやテープを準備し、
窓をしっかり固定して雨風が絶対に入らないような工作をするつもりです。
https://matome.naver.jp/m/odai/2140478059338892501
もし、予想される雨風に、家屋の窓や屋根が耐えられないかもしれないと判断したならば、
守るべき絶対的防衛圏が突破される危険が大きいわけですから、その場から撤退するしかありません。
なるべく被害を最小限にするように家屋の補強等の備えをしたうえで、
国や地方公共団体が指定する避難所に避難するべきでしょう。
窓ガラスが割られて屋内に風雨が吹き込んでからではそれは難しいでしょうから、
そういう危険があると思ったならば早めに避難するべきです。
今の首都圏の様子を横目で眺めていますと、大変な台風が来るとメディアやネットで大騒ぎしながらも、
意外と楽観的な空気も見受けられ、台風が最も接近する土日の行事の変更中止も模様眺めといいますか、
今ひとつ積極的な動きがない感があります。
ぶっちゃけ、 今回の台風19号はかなりの規模の死傷者が出てもおかしくない危険な台風です。
ですから、
備える者は守ることができ
怠る者は失う
これを肝に銘じるべきでしょう。
唯一、頼みの材料としては 、9月半ばの1ヶ月前の15号と違い、
日本近海の大気の温度や海水温はそれなりに下がっていますから、
台風のエネルギー源が限られていること、
及び、上空の偏西風が1か月前より太平洋沿岸にまで南下してきているので、
偏西風により台風を東に流し、房総沖に逸れていくのではないかということ。
キレのいい変化球のようにググッと太平洋側に変化してくれれば良いのですが、
しかし、それが明らかになるのは12日昼頃。
備えがなければ、あっという間に台風は来てしまいます。
しっかり備えるべき準備をしてから、賽の目がどのように転がるかを見守る。
これがあるべき姿でしょう。
皆様、くれぐれも備えありて油断なきよう。
お気をつけになってください。
常に最新の情報を入手して判断してください。