【閑話休題】台風19号顛末記
衛星から見た台風19号
未曾有のスーパー台風と言われた19号は、日本列島に大きな被害を及ぼして去っていきました。
首都圏というのは、ここ数十年来大きな台風が直撃したことがほとんどなく、
いわゆる守られた地であったわけですが、
今年は2回も直撃し、当たり年でした。
特に今回の19号は非常に勢力も大きかったため、
その進路が西に寄ったり東に寄ったりするたびに一喜一憂し、
ハラハラドキドキの連続でした。
直撃の2日前の木曜日には、ほぼ関東を直撃するということが確実となり、首都圏の人々はその準備に追われました。
ガソリンスタンドに並んだり、非常食を買い集めたり、
そのせいでスーパーの棚が空になってしまった映像は記憶に新しいところです。
自分は食料はまあなんとかなると思っていたのですが、
一番心配していたのは、今住んでいるマンションは4階で雨戸がないので、
台風の猛烈な突風で物が飛んできて、南側のバルコニーのガラスが割れるのではないかという事でした。
ネットを見ますと、窓の補強については、窓の内側からテープやフィルムを貼ったり、ダンボールを当てたりという方法ばかりで、
外側から貼るという方法がほとんど無いんです。
つまりは、割れてしまったガラスをいかに飛び散らせないかということに主眼があるとのことですが、
家のガラスが割れるって大変なことですよ(@_@;)
たとえ飛び散らなくとも台風の猛烈な勢いの中、ガラスが割れるとパニックになります。
実を言いますと、子供の頃、名古屋でそういうことが一度あったんです。
だから自分としては、まずは何が何でもガラスを割らせないということが頭にありました。
外からの補強は風で飛んでしまう危険があるとのことですが、
万全に万全を期して計画を練り、窓に打ち付ける板戸に代わるようなものを設置しました。
こちらが、今回台風対策で板戸の代わりに設置したものです。
大きな分厚いダンボールを加工し、ビニールテープで四方を完全に密閉及びダンボールを補強。
がっちりと窓枠にはまっている感じがしますでしょ。
こちらの画像は台風一過の朝、はがす直前に撮影したものですが、
ビニールテープ1枚緩まず、ダンボール1片剥がれざりし、
まるで幸田露伴の五重塔のような頑丈さを誇っています(笑)
そして、こちらは今回の横浜の台風19号における降水量および 風のデータですが、
とにもかくにも風速10 M 以上の風6時間以上を含めた十数時間耐え抜いたわけですから、
素人工作としてはまずまずだったのではないでしょうか。
実はこの設置においてちょっとしたアクシデントがありまして、
完全に密閉して換気できない状態となった直後にランスがまさかのうんち(@_@;)
1時間以上かけて工作した造作をやり直すわけにもいかず換気が大変でした(^_^;)
スッキリ顔のランス
僕うんちしたかったんだ
まあそんな事を含めて、今回の台風は色々なことがありました。
台風が襲来の真っ只中にまさかに震度3の地震(@_@;)
泣きっ面に蜂という言葉ではカバーしきれないほどの精神的ダメージ。
皆さんも同じではなかったでしょうか。
結局今回の台風は横浜や川崎、東京23区を貫く形で通過していきましたが、かなり揺れましたね。
何度ももう窓ガラスが破られると観念した瞬間があり、
北側の部屋でランスと丸くなってじっとしていました。
そして、こちらは明くる朝、台風一過の青空。
遠目に富士山もくっきり見えますでしょ。
今回何もやらないという選択肢もあったのですが、
今後も色々な災害に遭遇する可能性は大いにあるわけですから、
自分の経験値を高めるためにも、試行錯誤しながら何かやってみようと思いました。
今回は運良く停電にはなりませんでしたが、
自分の住む神奈川県も何万という世帯が停電となりました。
一旦停電になりますと数時間は復旧しない可能性がありますから、
その間、マンションは電気で水を汲み上げるのでトイレが使えないことになります。
そうした場合のしっかりした用意がないことに気づきましたので、今後の検討課題ですね。
そういえば、今日は午後仕事で出かけたのですが、興味深いものがいくつかありました。
台風一過の日に目にしたもの
赤トンボ
金木犀の匂い
デパートのお節料理の予約
季節は確実に移り行きつつあります。