らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【猫】梶井基次郎「愛撫」の猫可愛がりやってみた

 

 

「檸檬」で有名な梶井基次郎の猫可愛がりの作品「愛撫」。

その最後のくだりの部分。

 

私はゴロッと仰向きに寝転んで、猫を顔の上へあげて来る。二本の前足を掴んで来て、柔らかいその蹠(あしのうら)を、一つずつ私の眼蓋にあてがう。

快い猫の重量。温かいその蹠。私の疲れた眼球には、しみじみとした、この世のものでない休息が伝わって来る。
仔こ猫よ! 後生だから、しばらく踏み外はずさないでいろよ。お前はすぐ爪を立てるのだから。

 


ちょっとやってみた。



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完成予定図

 

 

結果、片手は成功\(^^)/

感想は、柔らかくもなく硬くもなく不思議な瞼(まぶた)ざわり。

ああ~なんかポップコーンの匂いがほのかにする。

 

じゃあ、今度は両目でやってみよう。と思いきや、ここで気づきました。

仮に成功したとしても映像に収めることができない(^_^;)

それに猫って距離感が近すぎるとダメな子がいるんです。

実はウチのランスもそうなんです。

 

というわけで梶井基次郎式の猫可愛がりは諦めて、

自分自身のオリジナルの新しい猫可愛がりを考案しました。


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「お手々とお手々を合わせて幸せ」というCM がありますが、

足と足を合わせて(あ)しあわせ

 

これ意外と足の裏から肉球の温かみを感じるんですよ。

距離感も程よくちょうどいい感じだったのか、

ランスもそのままスヤスヤ寝てしまいました。

 

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私はゴロッと横向きに寝転んで、猫と並んで、柔らかいその蹠(あしのうら)を、一つずつ私の足の裏にあてがう。

快い猫の重量。温かいその蹠。私の疲れた足の裏には、しみじみとした、この世のものでない休息が伝わって来る。
仔猫よ! 後生だから、しばらく踏み外はずさないでいろよ。

このまま眠りにつくまでは。

 

 

 

たぶんこれ、人と人でも有効ですよ。

ほどよい距離感でお互いの温もりを感じることができます。

ご夫婦や恋人同士でどうぞやってみてください。自分はやっていませんが。