らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【映画】多羅尾伴内 七つの顔を持つ男












往年のアクション活劇。
しがない中年の探偵多羅尾伴内が、世にも奇怪な事件を次々と解決するミステリー作品。

最後の謎解きの場面の名乗りが圧巻の楽しさ


ある時は片目の運転手
ある時はアラビアの大富豪
ある時はせむし男
そしてまたあるときは流れの木こり

この名乗りを聞くと、我々の世代が思い出すのは、永井豪原作のアニメキューティーハニーですね。
キューティーハニーの名乗りは多羅尾伴内のオマージュだったわけです。


それにしても・・

片目の運転手って、危ないな(-_-;)
アラビアの大富豪、かえって目立ってるじゃないか笑
流れの木こり・・・長い間生きてるけど一度も見たことがない(-_-;)

いちいちツッコミも入れたくなりますが、
最後に大どんでん返しが。


そしてある時は私立探偵多羅尾伴内


作品の題名にまでなっている多羅尾伴内ですらフェイク。
一体何者なんだ・・

思わず引き込まれます。

そこで最後に彼は自分が本当は何者であるかを名乗ります。



しかしてその実体は正義と真実の使徒 藤村泰造。


知らん(;´_ゝ`)



自分はこの多羅尾伴内小林旭さん主演のシリーズで見ました。
小林旭さんが恰幅良くも軽快なアクションで、
七変幻の探偵役を好演しています。

https://youtu.be/MYIq5fzxij8
こちらはその作品の名乗りの場面ですが、つっこみどころは山のようにあります。

柱ごと姿が変わっている(-_-;)
腰の辺りに拳銃を固定して、もっとも狙いがつけにくいと思うのですが百発百中。


小林旭さんのシリーズは、
エンターテイメント性を前面に押し出した娯楽作品と言えるでしょう。

実はこの作品、もともと往年の歌舞伎役者片岡千恵蔵さん主演のシリーズで製作されていたそうで、






こちらは小林旭作品のような派手さを抑えたものとなっています。

まぁしかし、この多羅尾伴内、色々アレンジ可能で、
今リニューアルすれば結構流行ると思うんですけども、
そんなことないですかね(笑)



ある時は残業に追われるビジネスマン
ある時は飼い猫ランスの奴隷
ある時はアクの強い女にしかモテない男
またある時は外国人に頻繁に道を聞かれる日本人
そしてまたある時はブログ書きもたんもぞ

しかしてその実体は・・


あんまりパッとしませんね(^_^;)