らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【万葉集2018】4 移り行く時見るごとに













移り行く
時見るごとに
心(こころ)痛く
昔の人し
思ほゆるかも


大伴家持


移り変わって行く
時の流れを目にするたびに
心が痛むほど
昔のなつかしい人々のことが
思い出されてならない









今年を象徴する漢字は「災」ということだそうです。





2位以下 平、終、風、変、暑、大、最、新、金だそうですが、

自分としては「去」でしょうか。
平成最後となる今年、
昭和から平成にかけて活躍した方が次々と亡くなられました。

思いつくままに書き連ねるだけでも、
樹木希林さん、さくらももこさん、菅井きんさん、津川雅彦さん、朝丘雪路さん、加藤剛さん、桂歌丸さん、
西城秀樹さん、衣笠祥雄さん、高畑勲さん、左とん平さん、大杉漣さん、有賀さつきさん、星野仙一さん、
内田康夫さん、森田童子さん、星由里子さん、津本陽さん、浅利慶太さん、赤木春恵さん、
自分はプロレスが好きなので、
ダイナマイト・キッドさん、山本KID徳郁さん、ブルーノ・サンマルチノさん、


時代が彼らを連れ去って逝くのか、彼らが時代を連れて去るのか、
どちらかはわかりませんが、
平成の世は過ぎ去ろうとしています。


平成の三十年、今生きている人にとっては、
自分の人生の大きな部分を占めていたはずです。

皆さんにとって平成はどのような時代だったでしょうか。





平成の始まりの頃は、スマホはおろかパソコンなんてものは無かったわけで、
そう思うと、隔世の感がありますが、
人間の心はというと、それほど進歩したわけでもないような気がします。

自分も、時ばかりが過ぎ去り、日暮れて道遠しの感を禁じ得ませんが、
古き時代を見送り、新しき時代を迎えるに当たり、考えるところも多く、
年末にはゆっくり振り返ってみたいと思っています。


万葉集大伴家持の歌、
悲しさや口惜しさよりも、切なさ、懐かしさというものを感じさせます。

この万葉集の歌を現代のポップスにアレンジすると、
こんな感じの曲調になるのではないかと思っています。


https://youtu.be/pfVecrafFLc
https://youtu.be/-1bSZzhteZY



胸に残る
愛しい人よ
飲み明かしてた
なつかしい時
秋が恋を
せつなくすれば
ひとり身のキャンパス
涙のチャペル
もうあの頃のことは
夢の中へ
知らぬ間に遠く
Years go by
Suger Suger Ya Ya petit choux
美しすぎるほど
Pleasure Pleasure La La Voulez-vous
忘られぬ 日々よ