【5月総括】
こちら、そのビルの吹き抜け内にある大時計なんですが、
ちょうどこの大時計の真下にしか待ち合いのベンチがないんです。
ベンチから見上げた時計の風景はこんな感じです。
この大時計、常に、ガコガコ大きな音を出しながら動いておりまして、
万が一、時計の針が落ちてきたら、あっという間に死んじゃうかもと思いながら、
早く着いてしまった自分は、ベンチで、うとうとしながら座っておりました。
それにしても、今の新宿というのは、
ニューヨークなどアメリカの大都市に似てきたように思います。
成田空港行きの大きなバスターミナルがあるせいか、
道歩く人々は人種のるつぼ。
1分間、道を歩いていて、すれ違った人々の会話に、
日本語が一言も聞こえて来なかった衝撃(^_^;)
そして、うどん屋に入れば、ベトナム人がオーダーを取り、インド人がうどんを湯がく。
コンビニに入れば、黒人の男の子が品出しをして、レジには中華系と東南アジア系の女の子。
驚くのは、みんな、日本式の接客をマスターしているということですね。
実に見事なものです。
新宿のチケットショップの外貨交換サービス
ドルやユーロ、元だけでなく、いろいろな国の通貨があります。
しかしながら、自分は彼らと心を通じ合わせるものを果たして持ち合わせているのだろうか。
ふと思うところがあります。
言葉の問題もそうですが、自分自身に何か伝えるもの、彼らと共有するものがあるのだろうか。
うーん(-ω-)
そうだ、自分にはランスがいた(笑)
彼の愛らしさは、言葉や文化の違いを超えた、
猫好き達の互いに心を通わせる対象になり得ますね(^^)
人間というのは不思議なもので、
共通の好きなものがあると、仲良くなること、通じ合うことが加速する生き物です。
さて5月は、司馬遼太郎「無名の人」、遠藤周作「ヴァロニカ」、そして、芥川龍之介「杜子春」を読みました。
全く乱読で、脈略のないようですが、
いずれもテーマは、
自分の身近なものを慈しみ、そこで全力を尽くすことが、
実ある人生を造り出すものだというメッセージで、
実は共通しています。
ですから、ごく身近に存在する、楽しいとか、素晴らしいとかいうものを大切にすることが、
生きるという意味において、
最も実あるものなのではないかと感じました。
今月もそういうものを見つけて、記事を書いていきたいと思います。
6月も何とぞよろしくお願いいたします。