らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【芸能】歌謡曲「激しい恋 」西城秀樹




                                        




今まで恋に関する堅めの記事が続いたので、
ここでちょっと歌謡曲の恋の話をしたいと思います。

謡曲というのはそのほとんどが恋の歌であると言ってもよいかと思います。
よくもまあこんなに恋について語ることができるなと思うぐらい、
それこそ星の数ほどあるのですが、
今回はその中でも自分が特に気に入った曲を紹介しようと思います。

西城秀樹「激しい恋」

ここは文学のブログですから、まずその歌詞をご覧ください。
http://www.uta-net.com/song/537/

まずいきなり出だしからサビパート。

やめろと言われても♪今では遅すぎた♪

この出だしにしびれました(笑)
普通ではなかなか思い付かない出だしです。
しかもこれは女性が作詞して、男性の気持ちを読んだものですからなおさらです。

ただし歌詞を丹念に読みますと、
男の恋の気持ちを歌いながら、女性の情念のようなものが、ほのかに垣間見えるところがあります。
先に記事にした八百屋お七の心情を歌ったように感じる瞬間もあるんです。


やめろと言われたら よけいに燃え上がる
この身を引き裂くまで
恋にこがれて 焼かれて
切ない胸 夜はふける


まさにお七の気持ちそのものではありませんか(笑)


この作詞をした方、すごく才能のある人だと思います。
歌詞にシャープなキレがあります。
ちなみにこの曲を作詞した人は安井かずみさんという方で、




他にも、小柳ルミ子「私の城下町」、アグネスチャン「草原の輝き」、浅田美代子「赤い風船」などなど、
スーパーヒットメーカーといって良いでしょう。
ちょっと雰囲気のある方ですね。


それでは最後に、実際、西城秀樹さんが歌ってるライブの映像をお見せして、
この記事を終わりたいと思います。

昔の歌謡曲ってちゃんとファンの合いの手を計算して作ってくれてるんですね。

やめろっと言われても♪ ヒデキー 今では遅すぎた♪ ヒデキー

素晴らしいです(^_^;)
なにか迫力に圧倒されます。
歌手とファンが一緒になって歌っているような一体感があります。
それにしても 70年代の歌謡曲って、
現在にはない独特のエネルギーみたいなものが感じられます。
観客の女の子、おそらく今50代ぐらいの方でしょうが、とても楽しそうです。
秀樹のシンプルでアグレッシブな踊りもイカしてます(笑)

70年代歌謡界全盛期を象徴する名曲であると思います。
この時代、オンタイムで楽しめた方は幸せだったかも。
https://www.youtube.com/watch?v=dSisGeLM4JY

https://www.youtube.com/watch?v=XdulLkFC28U
ダンスはこちらの方がイカしているかも