らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【映画】不良番長シリーズ「一攫千金」




年末だらだら過ごしていた時に見た映像シリーズのラストを飾る作品となります。

さて、芸能人の中には、この人一体何をしていた人なんだろうという人がいます。
例えば、この方。






梅宮辰夫さんです。
バラエティなどでお馴染の顔ですが、 元々は何をしていた方なんだろうと不思議に思うことがあります。

実は、梅宮辰夫さん、若い頃はこんなことをされていました。





不良番長シリーズ。
東映ニューフェイスとして、人気の俳優だった梅宮辰夫さん。
どんな映画かと申しますと、
一言でいえばエログロナンセンスというところでしょうか。
ポスターからもそんな雰囲気がぷんぷんしてきます(^_^;)

後掲の予告編を見ていただければ、だいたいの映画の感じが分かると思いますが、

冒頭、梅宮さん自身が歌う、裏声の、とても微妙な主題歌が印象的です。
でも、これ、結構耳に残るんです(^_^;)

梅宮さんは、年月を経ても、
あまり、お顔などはお変わりないのですが、
驚いたのは、共演の、今は亡き菅原文太さん。
この頃30代後半だったようですが、かっこいいんで、びっくりしました。
今は中性的なハンサムばかりで、
こういう和風の、男くさい、男っぽい人っていなくなりましたね。
自分もどちらかというと今風の甘めのマスクなので(笑)

ところで、番長って一体何なんでしょうか。
最近ではほとんど耳にしませんが、自分的なイメージとしては、
学校のクラスメイトなどを仕切る親分みたいな人。という感じです。

Wikipediaによりますと、
番長とは、中学、高校の不良少年のリーダー格のことを指すそうで、
小学生のそれはガキ大将だそうです(笑)

しかし、不良少年とはいいますけれども、
抜き身の日本刀でヤクザの親分をメッタ斬りにして、ブッ刺しているわけですから、
もはや番長の枠を超えてしまっていると思うところもあります(^_^;)
特に、この後、逮捕されて、刑務所に入るわけでもなく、大団円で映画は終了します。

ところで、この映画には女番長として和田アキ子さんが出演しており、
なにやら妙な貫禄がありますけれども、
和田アキ子さん、この時なんと20歳(^o^;)

これについては、ちょっと気になることがありまして、
名古屋の母の独身の若い頃の写真で、
このサングラスとこの髪型にそっくりなものがあるんです。
よもや、和田アキ子さんに憧れていたということはないとは思うのですが。。
非常に気になります(^_^;)
この映画公開の1970年頃、こういうファッションが一般的に流行っていたんでしょうか。

さて、こんな、はちゃめちゃな感じの映画ですが、当時人気を博し、
なんとシリーズ16作まで作られました。
高倉健さんなどの正統派ヤクザ映画と二本立てで劇場公開されていたようなんですけれども、
本当に何も考えないで、気楽に笑えてツッコミどころ満載の、
これぞ、だらっとする時に見る娯楽映画。というような作品。

しかしながら、今の草食男子といわれる若者では、決して醸し出すことのできない、
エネルギッシュなギトギト感のようなものが、
非常に心に残る印象的な作品でした(これは誉め言葉です(^_^;))


不良番長シリーズ一攫千金
予告編https://www.youtube.com/watch?v=x1kBkn8Tjcw