らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【プロレス】7 プロレスの星アステカイザー

 

久々のプロレスネタです。

仮面ライダーなどの、いわゆる特撮ヒーローものには、
いろいろなストーリーやシチュエーションがありますが、
これはプロレスをベースにした特撮ヒーロー作品です。

首都圏には、東京MXテレビという
昔の番組をよく再放送する東京ローカルのテレビ局がありまして、
たまたまこの番組を発見しました。




これが主人公のアステカイザーです。
アステカイザーと握手しているのは、特別出演のアントニオ猪木
この番組は1976年放映だそうですから、
当時33歳。さすがに若いですね。

相手の悪の組織はブラックミスト(黒い霧)といいます。
通常悪の組織というのは世界征服とか人類抹殺とか、
いわゆる人類の存亡に関わる目的を掲げているものですが、
彼らの目的はそういうものではなく、
プロレス界を意のままに支配することです(笑)




そして、この蝙蝠(こうもり)?のかぶりものをしている人が敵の総帥なんですが、
組織のそういうゆるい目的を聞いてしまうと、
ハロウィンでよく子供がしている仮装に見えなくもありません。


そして特撮ものですから、当然毎回正義と悪の戦闘シーンがあるのですが、
戦いは基本、プロレスです。
リング上の戦いでノックアウトかフォールすれば勝利です。
後半の方はそれではまずいと思ったのか、海辺や採石場で戦い、悪の格闘士は必殺技を食らい、通常の特撮ものの怪人と同じように爆発しています。

しかし、なんといっても、この番組の最大の特徴は、
通常は実写番組であるにもかかわらず
戦闘シーンでいきなりアニメになるということです。
なんでも「実写では不可能なスピーディでアクロバットなシーンを楽しむ事が出来るのが魅力」
というコンセプトだそうですが、
果たして成功しているのでしょうか

まあ16分くらいから2分間分くらい見ていただければ。

しかし、とにもかくにも、
悪のブラックミストの総帥がリングに現れるパフォーマンスは、
かつて大晦日に放送していた、インリン小川直也高田延彦が出ていて、
エンターテイメント性を前面に押し出したハッスルに似ていますし、
http://www.hustlehustle.com/free/about/
敵の怪人がリング上で刀や電気ノコギリを使うのは、
大日本プロレスという団体に似ています(笑)
http://www.bjw.co.jp/

強引に肯定的に評価するなら、プロレスの様々なエンターテイメントの可能性を盛りこんだ作品だともいえます。


現在は有望な若手レスラーが次々と登場しているので、
リニューアルみたいな形で制作してもらえると
ちょっと嬉しいんですけどもね。