らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【閑話休題】2020年東京オリンピック決定雑感

 

この前の日曜の明け方、
2020年のオリンピック開催地が東京に決定しました。
自分は土曜日、仕事やら、いろいろで夜遅くまで出かけていて、
帰ってきたのが午前1時頃だったので、
その流れで、そのまま開催地決定の成り行きをテレビで見守っていました。

帰宅の道すがらのスポーツバーなどでも
深夜にもかかわらず、お客さんが結構いて、
首都圏の人々の関心は非常に高かったようです。

いろいろおっしゃる向きもありますが、
自分の感想としては、東京に決まって素直に喜んでいます。
やはり一生に一度くらいは、
オリンピックの祭典の雰囲気というものを味わいたいですからね。

明けて月曜日、職場でも、専らオリンピックの話題でもちきりでした。
そして、それはお昼休みの時にも。
60歳を迎えようとするSさん、50歳前後の先輩Iさんと
3人でランチを食べたのですが、
最年長のSさんがしゃべるしゃべる。
「当時はさあ、俺、小学生で、
なんか春の竹やぶに、にょきにょき竹の子が生えるみたいに、
東京にビルがどんどん建っていってさあ、
日本が日に日に変わってゆくのを、子供ながらに感じたよ。」
江戸っ子のSさんは興奮気味にしゃべり続けます。

1964年の東京オリンピック体験のないIさんと自分は、専らSさんの聞き役です。

「もぞは、オリンピックは、どのあたりから見てんだ?」
とSさんに尋ねられ、
「そうですね、ロスアンゼルス、ソウルってとこでしょうか。」
「ええっ、ロスなんて、ついこの間じゃんか。
ソウルでオリンピックなんかやったっけか?」

実は、ソウルオリンピックは、
名古屋人の自分にとって、非常に思い入れの深い大会なのです。
1988年の開催地選考で大本命といわれていたのが、
我が故郷名古屋だったのですが、ソウルにまさかの敗退。
その時も、テレビで決定の模様を見ていました。
母が「あー、オリンピック、生で見られると思ったのに…」
とがっかりしていた様子がなんとなく記憶に残っています。

それだけに今回の東京オリンピック決定は、
自分的にも溜飲を下げた、感慨深いものがあるんです。

話戻って、Sさん、
「それにしてもさあ、東京の最終アピールで、
シルビア・クリステルのプレゼン良かったらしいね。
俺、テレビ見ればよかったなあ。」

それを聞いたIさんと自分は一瞬??

ん?…シルビア・クリステル?

そこで、すかさずIさんのツッコミ。
「Sさん、それって滝川クリステルじゃないですか?」

「あ~、滝川クリステルか、ごめん、ごめん、ちょっと間違えた。」
少々照れながら言うSさん。

ところで、シルビア・クリステルって誰だったっけ?
その時、ちょうどタイムリーに、
IさんがSさんに追撃のツッコミが。

「Sさん、シルビア・クリステルは、エマニエル夫人ですよ。」

あー、思い出した、この人だった(^_^;)





この映画は、東京オリンピックから更に10年後の1974年、
女性でも見られる官能映画ということで、
当時、非常に話題になったものだそうです。
おそらく当時20代のSさんにとっては、青春のきらめきの象徴だったのかも(^^;)

実は、実家に映画音楽全集のレコードがありまして、
その中に「エマニエル夫人のテーマ」もあり、
この写真がジャケットに使われていました。
ピアノバージョンは静やかで、切なく、美しくて結構好きなんですよ。

調べると、シルビア・クリステルさん、昨年60歳で亡くなられていたんですね。
やっぱり…美人薄命なんでしょうか。

なにかいつの間にやら、シルビア・クリステルさんの話になってしまいましたが、
何はともあれ、2020年東京オリンピック、
是非とも盛り上がって欲しいものです。
楽しい心の気の集まるところには、幸福が訪れるものです。
世界中からそのような気を持って、人々が集ってくるわけですからね。

ぜひとも21世紀の新しい扉を開くきっかけとなって欲しいと思っております。
自分はその点については、結構楽天的でおります。