らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【2012年総括】

 
 
まず最初に、どうして去年の総括を、
その年のうちに済ませておかないのか
という疑問にお答えしなければいけないかと(^_^;)

昨年と全く同じことを言ってしまいますが、
年末に総括しても、年明けにリセットされてしまって、
きれいさっぱり忘れてるってこと、
よくありません(^_^;)?

といって三が日の間では、
正月特有のまったりムードで、
だらっとした総括になってしまう…

というわけで、今年も自らの心にしっかり楔を打ち込むために、
仕事始めでお正月気分も抜け(かけて)落ち着いたこの時期に、
昨年の総括をすることにしています。

まあ半分言い訳なんですけどもね(^_^;)


それでは昨年全体の総括です。

青空文庫
昨年読んで記事にした作品は42作品でした。
ブログ開設から通算114作品となります。


特に自分として印象に残ったことは2点ほどあります。


まず宮澤賢治の世界を、自分なりに
深めることができたのではないかということ。

昨年は7作品を読みまして、
どの作品にも思い入れがあるのですが、
その中で特に何かと問われれば、やはり
銀河鉄道の夜」と「虔十公園林」でしょうか。
この2作品は、宮澤賢治何を読むかと尋ねられたら必ず挙げる、
宮澤賢治の感じ方考え方の根幹となるものを
含む作品であると思っています。

でも「水仙月の四日」「鹿踊りのはじまり」
など東北の自然に密接したテーマの作品も捨てがたいですね。
それに対する宮澤賢治の感性は、
美しく、かつハッとさせられ、素晴らしいものがあります。

宮澤賢治の自然観、命に対する考え方、心に対する考え方などは
大いに共鳴するところがあり、
今年もいろいろ読んでみて、
さらに深めてゆきたいと考えています。


次に、
今まで読んだことのない作家の作品を読むことができたこと。
例えば、
夢野久作「瓶詰地獄」「月蝕」
海野十三「空気男」「透明猫」「三十年後の東京」
など。

自分は今までこのブログでは、
主に純文学系を愛読しており、
サスペンス、ミステリー、オカルト、SF
というジャンルは縁遠かったのですが、
読んでみると、なかなか刺激的で興味深いことも多く、
今年も引き続き、いろいろな作家、いろいろなジャンルの作品を
読んでいきたいと思います。


クラシック音楽
昨年秋から15回にわたり掲載させていただきました。

自分のクラシック音楽の聴き方や好みというのは、
一般の方のものより、やや特殊というか、
ユニークなところがあるのですが、
好きなものを書けて、自分自身も嬉しかったですし、
たくさんの人に聴いていただいて、
本当に良かったと思いました。
どうもありがとうございました。


【父の病】
昨年6月に実父が脳溢血で倒れまして、
既に半年が経過しました。
本来、皆様にお聞かせするような話ではないのかもしれないのですが、
誰しもが遭遇する可能性のある出来事であり、
またどなたにとっても身近な問題でもあることから、
読む方の何かの参考になればと思い、
自分が感じたこと、考えたことを、
備忘録的に書き記すことにしました。
今年も何度か書くことになるかと思います。

今現在は病状に変化なく、
まあまあ安定した状態にあります。
書くことで、却って心配をおかけしてしまっているような…
ちょっと複雑な気持ちでもありますけれども…


その他【閑話休題】【テレビ番組・映画】【旅】などは
ネタを思いついた時に、適宜記事にしました。
ワハハと笑ったり、クスリと微笑んだり、
時には失笑していただけたのであれば、本望でございます(^_^;)


さて今年の目標ですが、
このブログ、意外?と計画的でなく、
空にふんわり浮かぶ雲のごとく、
風の吹くまま、気の向くままなところがあります(^_^;)

ただ自分の希望として、いくつか挙げますと、

まず、今年は新美南吉生誕100年ということで、
いろいろな催し物が行われるようです。
新美南吉は愛知県出身で、
住んでいたところが母の実家から近いこともあり、
幼き頃から親しんできたこともあり、
子供の時以来、いろいろ読み返してみようと思います。


あとブログを始めて、それなりの期間が過ぎましたが、
前に読んで記事にした作品を再読したところ、
記事を書いた時とは、考え方感じ方が変化した作品も出てきました。
そういう作品については、過去の自分に意見するという感じで、
再び記事を書いてみようかなと思います。
2013年のもぞvs過去のもぞ
といったところです。


あと昨年末やると言ってやらなかった
夏目漱石「こころ」、太宰治人間失格
あたりの宿題をやるということですね(^_^;)


それでは最後になりますが、
このブログも1月11日で、御陰様をもちまして3年目を迎えます。
これもひとえに読んでいただいている皆様のおかげです。
本当に感謝にたえません。

つきましては惰性にならぬようにという意味も込めまして、
ブログ名を改名一新しようかと思います。

題して
「らんどくなんでもかんでも3」

直木三十五と同じシステムですね(^_^;)


なお、去年良かったと思う記事や、
今年の要望、予めの苦情のようなものがありましたら(^^;)
遠慮なくおっしゃっていただければ
とても嬉しいし、また大変参考になります(^^)

というわけで、最後ばたばたした感じになってしまいましたが(^^;)
なにとぞ今年もよろしくお願い致します。