らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【テレビ番組】第63回NHK紅白歌合戦

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残念ながら?明日から、ついに仕事初めとなります(-.-;)
もう年末年始十分休んだだろうと
お叱りの向きもあるとは思いますが、
そこは悲しい人間の性と申しましょうか、
どうしても楽しかった年末年始に、
後ろ髪引かれてしまうものがあります。

というわけで、今回は、このような年末年始を振り返る企画ということで、
昨年末に見た紅白歌合戦について述べようと思います。

自分は名古屋の実家で、母や姪っ子らと一緒に見ていました。
自分はアイアンシェフを見たかったのですが、
例の小学生の姪っ子が、いっちょまえ(一人前)に嵐のファンだということで、
チャンネルをあっさり奪われてしまいました(^_^;)

しかしながら、今回久々に紅白歌合戦視聴したのですが、
なかなか感ずるところも多く、
見て良かったと思いました。
また昨年の日本のミュージックシーンを
おおまかにはですが、見渡すことができたと思います。

以下、印象的なものについて幾つか述べようと思います。


ももいろクローバーZ」
実を言いますと、このメンバーの1人が、
自分の会社の後輩の、お父さんの同僚の娘さんということで
前から気にはなっていました。
ちょっと遠い関係ですが(^_^;)

とにかく元気で、パワフルというのが
彼女達にぴったりな気がします。
とても頑張り屋さんの女の子達で、
下積みも長く、ウィキの概要を見ると、
思わず、じわ~んときてしまいます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%82%82%E3%81%84%E3%82%8D%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BCZ
自分も彼女達にあやかって、もたんもぞZに改名しようかな…と思うくらい(^^;)

彼女らのすごいなと思うのは、アクションも激しいのですが、
いわゆる口パクでなく、ライブで歌を歌っているということです。
時には息がはずんでしまい、歌としては心地よく響かない部分もありますが、
それこそが魅力的であるともいえます。
自分達の思いを、常にダイレクトに届けようとする意志が伝わるといいますか。

そういう意気込みを買って、自分はAKB48よりはももクロを推したいですね。
でも…見ていてちょっと疲労を覚えるのは年のせいかな(^_^;)


MISIA

アフリカのナミブ砂漠からの中継でしたが、
美しい砂漠の風景と突き抜けるような伸びやかで素晴らしい歌声を堪能しました。
彼女の歌声は、非常にパワフルですが、はかない美しさのようなものがあります。
僅かでも聴きもらしてしまうのが思わず惜しいと思ってしまうような…

現在最も輝いている歌手の1人でしょうね。


プリンセスプリンセス

自分が10代半ばの時に活躍した女性バンドの先駆け。
懐かしかったです(^^)
東日本大震災の復興支援で再結成されたそうで、メンバー40代半ばですか。
年月が経ちましたね(^_^;)お互いに。

ただ、懐かしいと思える人はともかく、
初めて聴く人にはどうだったかなと思います。
やはりブランクの長さからくる
衰えみたいなものを感じざるを得ませんでした。


美輪明宏
http://www.youtube.com/watch?v=G9pmz4lEQTM


美輪明宏さんの歌ったヨイトマケの唄
今回一番話題になった唄であると思います。

美輪さんも今年77歳。
日頃のバラエティーの発言などからは、
自分と考え方が違うところも多々ありますが、
今回の唄については感じ入るところがありました。
既に高齢のため、声はしわがれ、よどんで揺れている感じで、
必ずしもキレイで聴きやすい声ではありません。
そういう意味では、MISIAとは対極といえます。

が、しかし、ひとつひとつの音がずっしり心に響くところがあります。
この唄と彼の心とはぴったりと合わさっているところがある。

彼の唄を聴きながら思い出したのが、
クラシック音楽のヴァイオリニストのシゲティ
ピアニストなどと異なり、ヴァイオリニストは楽器の特性上、
弦を押さえて音を創り出すのが難しいなどから、
早く衰えてしまう人も多いんです。
シゲティも年を取って、そういう困難に直面しました。
音はかすれ、あるいは強く押しつけ過ぎ、よたよたして、時にはプツンと切れてしまいそうになる。
しかし彼の音楽には聴くべきものがあるのです。
http://www.youtube.com/watch?v=wWwzSPZA3lY

それは休まずたゆまず生涯をかけて、
その音楽の内奥に含まれるものと
格闘してきた証(あかし)といいますか。
美輪明宏さんのヨイトマケの唄もそういうものを持っています。

そこが年を取って、音楽が衰えたと思う歌手との差ではないかと感じています。


「ディズニードリームステージ」

ディズニーキャラと嵐、関ジャニ∞AKB48Perfume
ディズニースペシャルミュージックメドレー。

この企画が老若男女みんなが楽しめる
紅白らしい最高のステージだったように思います。

嵐、関ジャニ∞AKB48Perfumeとも自分達の持ち歌よりも
こちらの方が輝いてみえました。
やっぱりライブで歌っている臨場感があり、
楽しさが歌手の歌から直に伝わってきたのではないかと思います。

特にPerfume
かっこよくて、可愛かった。
彼女達は立っている時の姿勢が、
背筋が伸びて、すくっとしていていいですね。
なにか、じいさんみたいな誉め方をしてしまいましたが(^_^;)

彼女達三人三様の良さが、
ここで初めてわかりましたよ。
彼女達の持ち歌も、口パクなどでなく、
あんな感じで聴かせてくれれば良かったのにと思いました。


嵐の司会も良かったと思いますよ。
姪っ子の圧力とかでなく、心底そう思います(^^;)

番組をご覧になった皆さんは、
どの歌手が一番心に残りましたでしょうか。

個人的には、今回の紅白歌合戦は、
全体的にもなかなか良いものだったように思います。
とてもリラックスできた大晦日でした(^^)