らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【閑話休題】秋分の日と彼岸花

 

 
 
 
今日は秋分の日。お彼岸の日です。
暑さ寒さも彼岸までという言葉がありますけれども、
今日の首都圏の日差しは夏を思わせるものがあるものの、
風は心地よく秋を感じさせます。

実をいいますと、このように秋の風を感じるというような、
ゆったりとリラックスした1日は本当に久しぶりで、
9月は期末ということもあり、かつ遅めの夏休みを取る人もおり、
仕事が猛烈に忙しく、週30時間くらい残業をしております(-.-;)
土日出勤することも多々あります。

ですから、なかなかブログの記事を書くこともままならず、
ブログで交友している皆様方にコメントをすることも遅くなりがちで、
不義理を致しております。
大変申し訳ありませんm(_ _)m

こういう時は、長編小説とか映画はなかなか手がつけられないですね(-.-;)
長編は、途中で読むのをやめると、次、いつ続きを読めるかわからないですし、
日にちが開くと読んだ部分を忘れますし、
映画見ても途中で寝てしまい、全部見ないうちに返却日が来てしまうんです(^_^;)

こんな時は、無駄あがきをしてできないことを悩むより、
僅かな時間でもできることをしようかと思っています。

何をしようかとぼんやり考えておりましたら、
今日はお彼岸。お彼岸といえば彼岸花
実家のある愛知あたりでは、彼岸花は民家の庭先などにも植えられ、
かなり親しまれている花なんです。

特に愛知県出身の新美南吉の記念館のある辺りには、
彼岸花が咲きみだれる堤があり、
ちょっとした秋の観光名所になっているとか。
というわけで彼岸つながりで新美南吉の作品でも読んでみようかなと思っています。

彼の作品は同じような作品を書くといわれる宮澤賢治とは、
また違った個性を感じさせるものがあります。
簡単にいいますと、父たる宮澤賢治、母たる新美南吉とでもいいますか。

しかしながら自分の心は秋の雲のごとしで、
気の向くまま風に任せるままのところがありますので、
どうなるかわかりませんけれども(^_^;)


ところで、彼岸花には球根の部分に毒があることが広く知られています。
江戸時代から明治大正の土葬が広く行われていた時代には、
墓を荒らす動物や虫除けに、墓の周りに好んで植えられていたとか。

ですから、秋分のお彼岸の墓参りの際、
人々が墓場に咲き誇る彼岸花を目にすることも多く、
墓に眠る死者への思いと重ねられるところがあったのかもしれませんね。