【旅】グルメ編 米沢(山形)の巻
皆さん旅行に行くと、その目的の一つに、
ご当地のグルメを味わうということがあるようです。
しかしながら、自分はそれほどグルメに興味があるわけでなく、
事前に下調べして、その店に行ってみるということは、まずありません。
ただ、札幌で博多ラーメンを食べ、博多で札幌ラーメンを食べるというような、
へそ曲がりなことをするわけでもなく、
当地に行ってみて、
ご当地のグルメを味わうということがあるようです。
しかしながら、自分はそれほどグルメに興味があるわけでなく、
事前に下調べして、その店に行ってみるということは、まずありません。
ただ、札幌で博多ラーメンを食べ、博多で札幌ラーメンを食べるというような、
へそ曲がりなことをするわけでもなく、
当地に行ってみて、
ご当地グルメのような店が目に留まったら入ってみよう。
スタンスとしては、そんな感じです。
それでも、いろんなところへ行くと、
なにかしら面白いことに遭遇することもあり、
今回はそういう旅先で出会ったグルメの話をお届けしようと思います。
それでも、いろんなところへ行くと、
なにかしら面白いことに遭遇することもあり、
今回はそういう旅先で出会ったグルメの話をお届けしようと思います。
「米沢にて」
米沢といえば、真っ先に思い浮かぶのが、米沢牛。
自分が子供の頃、まだ牛肉が自由化されておらず、
サーロインステーキは、とびきりのご馳走というイメージでした。
大人になった今でも、そのイメージを引きずって生きています(^_^;)
その時は、仕事の用向きで米沢に行ったのですが、
到着が、ちょうどお昼近くだったので、
そのまま米沢牛の店に直行。
駅に、駅弁の米沢牛そぼろ弁当なども置いてありましたが、
こんな時にそぼろなんて食べてる場合じゃない、と華麗に?スルーしました。
町のメインストリートを歩いていると、
とある米沢牛の老舗らしき専門店が見つかりました。
早速店に入り、中に通されると、
米沢といえば、真っ先に思い浮かぶのが、米沢牛。
自分が子供の頃、まだ牛肉が自由化されておらず、
サーロインステーキは、とびきりのご馳走というイメージでした。
大人になった今でも、そのイメージを引きずって生きています(^_^;)
その時は、仕事の用向きで米沢に行ったのですが、
到着が、ちょうどお昼近くだったので、
そのまま米沢牛の店に直行。
駅に、駅弁の米沢牛そぼろ弁当なども置いてありましたが、
こんな時にそぼろなんて食べてる場合じゃない、と華麗に?スルーしました。
町のメインストリートを歩いていると、
とある米沢牛の老舗らしき専門店が見つかりました。
早速店に入り、中に通されると、
東北の雪国らしいといいますか、
畳に敷物が敷いてある、こたつの部屋に通されました。
その時はちょうど真冬で、雪もしたたか積もっておりましたので、
「こたつでステーキ」
というシチュエーションに、えもいわれぬ風情を感じたものでした。
せっかくなので大奮発して、かなり分厚いのステーキを頼みました。
畳に敷物が敷いてある、こたつの部屋に通されました。
その時はちょうど真冬で、雪もしたたか積もっておりましたので、
「こたつでステーキ」
というシチュエーションに、えもいわれぬ風情を感じたものでした。
せっかくなので大奮発して、かなり分厚いのステーキを頼みました。
こんな機会なかなかないですから。
鉄板の上で、じゅうじゅうと音をたてたステーキが入ってくるなり、
香ばしい牛肉の匂いが、ぱあっとあたり一面に広がって、
否が応でも食欲がそそられ、もう体全体で牛肉を欲する共鳴のような振動が。。
一口食べた時の幸せ感
二口食べた時のじゅわっと感
三口食べた時の充実感
それはもう言葉に言い尽せないお味で、
小市民の自分は、この幸せが少しでも長く続くように、
小間切れにステーキを刻みながら、
幸せにひたっておりました。
・・・・半分くらい食べた頃でしょうか。
自分が食べているところに、怪しげな?老婆が入ってきて
「美味しく召し上がっていらっしゃいますか?」
と声をかけてきました。
怪しげな…はちょっと失礼ですが、店の関係者の方だったのでしょう。
自分は
「はい!美味しくいただいてます。
ひとくち口に入れた時の、肉の香りがすごくよくて」
と答えると、
老婆は笑顔を浮かべながら、
「そうでしょう。そうでしょう。
ウチでは最高級の米沢牛を取り扱っておりますからね」
と、おもむろに1枚の黒牛の写真を、自分のおこたの上に差し置きました。
「?」
「お客様のね、今召し上がっておられるのは、
こちらの花子なんでございますよ。」
「!」
その瞬間、自分の口の中に入っている肉の味が
うつろなものに変わっていくような感覚が…(^_^;)
写真には、目がくりっとした、
黒い瞳がつぶらな、かわいらしい牛の姿が…
お前は花子だったんだ…と食べかけのステーキの塊を見て、
まんじりともしない気持ちに(-.-;)
我が血肉となり共に生きるがよい、
などという豪傑風のセリフなど似合わない自分ですから、
花子の写真とステーキを見比べては、
溜め息をつくばかり。
とはいうものの、残すのは勿体ないので、全部食べましたけどもね(^^;)
しかし、なんで花子なんて、
人間の女の子みたいな名前つけたんでしょう。
と、おもむろに1枚の黒牛の写真を、自分のおこたの上に差し置きました。
「?」
「お客様のね、今召し上がっておられるのは、
こちらの花子なんでございますよ。」
「!」
その瞬間、自分の口の中に入っている肉の味が
うつろなものに変わっていくような感覚が…(^_^;)
写真には、目がくりっとした、
黒い瞳がつぶらな、かわいらしい牛の姿が…
お前は花子だったんだ…と食べかけのステーキの塊を見て、
まんじりともしない気持ちに(-.-;)
我が血肉となり共に生きるがよい、
などという豪傑風のセリフなど似合わない自分ですから、
花子の写真とステーキを見比べては、
溜め息をつくばかり。
とはいうものの、残すのは勿体ないので、全部食べましたけどもね(^^;)
しかし、なんで花子なんて、
人間の女の子みたいな名前つけたんでしょう。
だったら安吉(やすきち)だったら、もりもり食べられたのかというと
そういうわけではありませんけれども。
おそらく、きちんとした米沢牛を提供してますよ。
というサービスみたいなものだったのでしょうね…
でも皆さん、花子は今も自分と一体となって、
一緒に生き続けていますので御安心を…なんでしょうか(^^;)
花子と知ってからちょっと消化不良だったかもしれません。。
おそらく、きちんとした米沢牛を提供してますよ。
というサービスみたいなものだったのでしょうね…
でも皆さん、花子は今も自分と一体となって、
一緒に生き続けていますので御安心を…なんでしょうか(^^;)
花子と知ってからちょっと消化不良だったかもしれません。。