らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【旅】This is New York.


f:id:motanmozo:20200805062249j:plain


4月からそれぞれ新学年が始まり、
中学生になり、英語の勉強が始まった人もいることと思います。

ちなみに、自分が中学1年の時の、英語の教科書のレッスン1の一番最初のパートは

This is Japan.
This is Tokyo.
This is America.
This is New York.

これは日本です。
これは東京です。
これはアメリカです。
これはニューヨークです。


でした。
当時の英語の教科書の内容は、いわゆる使えない英語と言われまして、
自分が習ったこの例文もその最たるものとされていました。
「これはニューヨークです」なんて普通は使わないだろうと。


しかしながら、今から10年以上前にニューヨークを旅行した時のこと。

自分はセントラルパークすぐ近くの、ヒルトンホテルに宿泊していたのですが、
同宿の日本人の旅行者と相乗りで、夜にエンパイヤステートビル観光に行くことになりました。

男は自分1人で助手席に乗り、相乗りの女性3人は後部座席に。
ニューヨークのタクシーであるイエローキャブの運転手さんは、
白人の、年の頃40代くらいの人だったでしょうか。

当時のニューヨークの道路は、ガスか電線か何かわかりませんが、
埋設工事を至るところでやっていました。
アスファルトがはがされ、道がでこぼこしているので、
どこを走ってもガコンガコン車が上下に揺れて、
乗り心地が悪いのなんの。

ちょっとスピードを出すと、若干、車が宙を飛ぶ感覚というんですか、そんな感じでした。

途中の道すがら、信号が変わりそうになったので、
運転手さんは猛然とスピードを上げ、交差点を突き抜けました。
悪いことに、交差点を横切った直後に大きな段差があり、
タクシーはかなりジャンプした状態に(^_^;)

後部座席の女性達は思わず一斉に「キャー」という黄色い悲鳴を。

するとそれに喜んで興奮してしまったんでしょうか(^_^;)
タクシーの運転手さんはアクセルを踏み込み、さらにスピードを出し続けたもんですから、
車はガコンガコンと上下に揺れ、ちょっとしたジェットコースター気分です。

キャーキャー女性が悲鳴をあげている様子を見て、
その時、タクシーの運転手さんが喜んで思わず発した言葉が、

Hi yahoaaa!
This is New York!
This is America!


日本語に直すと

ひゃっはー!
これがニューヨークだぜ!
これがアメリカだぜ!

ってところなんでしょう(^_^;)

これを聞いた自分は、
こ、これは中学1年のレッスン1のパート1と全く同じ例文だ…
学校で習ったのは生きた英語だったんだ…
と妙な感動すら覚えたものでした(笑)

ちなみにタクシーの運転手さんは、ヤク中とかそんなではなく、
ただの陽気なおじさんだったんだと思います(^^;)