らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【字余りのうた】47 猫の目月

 
春寒の
猫の目月や
爛々と
 
 
 
 
(修正句)
 
春寒や
猫の目月の
爛々と



ここ数日、首都圏は春寒(はるさむ)の日々が続いています。

真冬の寒さとは違う、寒さに芯がないといいますか、どこか春めいたようなものも感じますが、
とはいうものの、それなりに寒いものです(^^;)

寒い夜、特に寒い夜明け直前などは、
夜の黒い空、夜明けが近づくにつれて濃い青い色に変わっていきますが、
そこに浮かぶ月の透明感ある光はまぶしいほどです。


先日、宮澤賢治水仙月の四日」という作品の記事を掲載しましたが、
水仙月とは宮澤賢治が創作した言葉です。

賢治のふるさと岩手では、季節的には3月から4月あたり頃をさすのではないかと言われており、
雪解けのきれいな水のほとりに咲く水仙の花を見て、
宮澤賢治が名づけたと思われる非常に美しい言葉です。

実を言いますと、
今回の句の「猫の目月」というのも、
自分のが勝手に名づけた造語なんです。

半月よりややぽっこりとふくらんでいる月の様子が、
夜空に映えると、黒猫の目のように見えることから、そう名づけました(^^)

よく他の方のブログを拝見しておりますと、
花の画像を掲載して、その名前を聞かれていることがよくあります。
自分は花の名前については無知ですので、
ご期待に添うことはできませんが、
名前が判明するまで名無し花ではかわいそうなので、
ご自分で仮の名前をつけてみてはいかがでしょう。
とコメントすることがあります。

まあ、そのようなことを自分でも実践しているわけなんです。

でもネットで「猫の目月」と検索すると、結構ヒットするんですよ。
同じ感じ方する人って結構いるんだなと驚きです。

今日はまだこれから猫の目月見られると思います。

良かったら見てみてください(^^)

夜明けの時間でまだ西の空高い位置にありましたから、
夜の出はちょっと遅い時間かもしれませんが…
 
 
追記
 
なお、ブロ友さんとのあーでもないこーでもない推敲話で、
「の」と「や」を逆にした方が、自分は好みとおっしゃっていました。。
 
入れ替えてみると、なるほど。
「猫の目月」に視点がぐいっとフォーカスされるというか、
いいですね。
 
一応最初の句と見比べのため、併記しました。
助詞ひとつの入れ替えで結構印象変わるものです。
 
 
 
このカテゴリーは、こういう意見をいただくと、勉強になって助かります。
どしどしご意見いただければ、ありがたいです。
 
助詞の入れ替えから、原型をとどめない修正まで(^_^;  
大歓迎です(^^)