らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【テレビ番組】東映版スパイダーマン


 

「スパイダーマン」というと、トビー・マグワイア主演のハリウッド映画を想像する人がほとんどだと思います。
大ヒットシリーズで、現在パート4を制作中とのことですが、
CGを駆使したスパイダーアクションなど確かに迫力があります。
自分も全シリーズを見ており、好きな作品です。

しかし、かつて日本で制作された「スパイダーマン」をご存知でしょうか。

おそらく30代の男性なら知っている人も多いのではないかと思います。
というより、この世代は日本で制作されたスパイダーマンがオリジナルと思い込んで育った世代なのでは。

そのスパイダーマンは、普通に悪の組織が毎回怪人を繰り出し、普通に怪人が巨大化し、
普通にスパイダーマンが巨大ロボに乗り込んで、敵を倒す。
という特撮ものの黄金パターンを踏襲しています。
オープニングの歌は特撮作品の中でも特にお気に入り。
ちょっと原作のアメコミを意識した歌になっています。

ちなみに、この日本版スパイダーマンは海賊版ではなく、
マーベル社とキャラクター使用契約を交わした正規の作品。
ただしスパイダーマンのキャラクター以外は全て日本オリジナルだそうで、
スパイダーマンの成り立ちから悪の組織まで日本独自のものになっています。

子どもの時、全身タイツみたいなコスチュームだし、蜘蛛がモチーフなんてなんだか変なヒーローだなと思いながら見ていました。
でもワイヤーアクションは素晴らしかったし(当時CGはなかった)、
スパイダーマンの名乗りの時などのちょっとコミカルなキャラが好きで、必ず欠かさず見ていました。


そして現在、外国人の間でこの日本版スパイダーマンが密かな人気とのこと。
彼らとしては、スパイダーマンが巨大ロボに乗って敵と戦うという設定がツボらしいのです。
あとやはりワイヤーアクションの素晴らしさ。
つまりこの日本版スパイダーマンは世界に通用する立派な作品なのです。

自分は日本版から見て、脳にすり込まれて大人になったので、
ハリウッド版スパイダーマンを見ると、いつも何か物足りなさを感じてしまいます。

そうだ、それは巨大ロボが出てこないからだといつも思うのです(笑)
 
オープニングの歌で、ほとんどどんな作品かわかるので、
興味がある方は見ていただければと思います。