【字余りの歌】68 忘春
桜の花 盛りの頃
そして今
花散るも
若き青葉の
息吹出(い)で
命継ぐなり
初夏の爽風(さやかぜ)
桜は花ももちろん素敵ですが、花の散った後に、
生命力豊かに生い繁ってくる桜の若葉もとても美しいものです。
若々しいエネルギーといいますか、力といいますか、
青々と繁る桜の葉から、何かみなぎるものを感じざるを得ません。
花が散り、葉が生い繁ってくる、ちょうどそれが交差する時期の桜は、
花の赤と葉の緑が互いに引き立て合って、
見る者に際立ったインパクトを与え、
命の受け継ぎというようなものを感じさせます。
なお、赤と緑というのは、色彩的に補色と言いまして、
互いの色を引き立て合う関係にあります。
ファッションなどにも広く応用されており、よかったら、参考にご覧になってみてください。
http://rock77.fc2web.com/main/color/color1-2.html