「小説」平山千代子
実をいいますと、「らんどくなんでもかんでも2」は
昨日でちょうど1周年を迎えました。
読書の備忘録的な感じで気軽に始めたのですが、
昨日でちょうど1周年を迎えました。
読書の備忘録的な感じで気軽に始めたのですが、
記事の第1号の作品は平山千代子さんの「転校」でした。
(記事は修正のため1月11日になっていません)
今記事を読むと文章が固いですね(^_^;)
書き直そうかとも思いましたが、まあこれはこれで残しておけばいいでしょう。
それに比べると、ブログ開設後から2ヵ月経って書いた、
今記事を読むと文章が固いですね(^_^;)
書き直そうかとも思いましたが、まあこれはこれで残しておけばいいでしょう。
それに比べると、ブログ開設後から2ヵ月経って書いた、
同じく「赤ちやん」の記事は、多少こなれてきて読みやすくなりましたね。
ブログ開設初日、訪問者は3人だったでしょうか。
ずっとそんな感じで続き、初めてコメントをいただいたのが、開設して半月後。
その方は福島の方で、しばらくやりとりさせていただきましたが、
ブログ開設初日、訪問者は3人だったでしょうか。
ずっとそんな感じで続き、初めてコメントをいただいたのが、開設して半月後。
その方は福島の方で、しばらくやりとりさせていただきましたが、
東日本大震災で被災され、しばらく音信不通に。
年末やっと落ち着いてきたとの記事をいただきましたが、まだまだ大変な御様子です。
一年間で本当にいろいろな人やら本やら詩歌との出会いがありました。
というわけで今日は開設時の初心に戻り、平山千代子さんの作品を紹介します。
おそらく皆さんは平山千代子さんのことをご存知ないかと思います。
それも当然でしょう。
この作品は18歳で彼女が病気で亡くなった時、
年末やっと落ち着いてきたとの記事をいただきましたが、まだまだ大変な御様子です。
一年間で本当にいろいろな人やら本やら詩歌との出会いがありました。
というわけで今日は開設時の初心に戻り、平山千代子さんの作品を紹介します。
おそらく皆さんは平山千代子さんのことをご存知ないかと思います。
それも当然でしょう。
この作品は18歳で彼女が病気で亡くなった時、
遺品整理をしていたお父様が彼女の日記を発見し出版したものなのです。
彼女の作品、日記というべきか、は10代の初々しい感性にあふれていて非常にチャーミングです。
今現在ブログで、この文章を見かけても、その感性は70年前に書かれたものとは思われない
彼女の作品、日記というべきか、は10代の初々しい感性にあふれていて非常にチャーミングです。
今現在ブログで、この文章を見かけても、その感性は70年前に書かれたものとは思われない
みずみずしさに満ち満ちています。
今生きていらっしゃったら80代半ばくらい。
今おばあちゃまでブログで知り合ったら、結構気が合ったと思いますね。
この作品は彼女のお母様から、何か本を読んでみなさいと言われ、
今生きていらっしゃったら80代半ばくらい。
今おばあちゃまでブログで知り合ったら、結構気が合ったと思いますね。
この作品は彼女のお母様から、何か本を読んでみなさいと言われ、
お酒とかコーヒーとか苦いような食べ物とか、そのようなものと同じように、
彼女は感じているように思います。
読んでも意味がわからない、意味がわかるものでも後味が悪く楽しくない。
どうして小説なんて読むのかな…
そのような気持ちが非常に素直に表れていて、
読んでも意味がわからない、意味がわかるものでも後味が悪く楽しくない。
どうして小説なんて読むのかな…
そのような気持ちが非常に素直に表れていて、
読んでいて、思わず微笑んでしまいそうな気持ちになります。
それに比べて童話は心が楽しくなっていいよ。
という部分は彼女の元気全開で、思わずハハハと笑ってしまいます。
とはいうものの、小説にも得体の知れない魅力も感じており、
大人に近づこうとしている少女のおっかなびっくりな気持ちが、よく表れていて、本当にかわいらしい。
そして少々おすましさんかな。
結局、小説の味わいを知ることなく、彼女は18歳で亡くなります。
それを思うと、読んでいてちょっぴり切ない気持ちにもなります。
彼女の死後、遺品整理でこの日記を見つけて、読んだお父さんは泣いたでしょうね。
心中察してあり余るものがあります。
でもこのまま埋もれさせるのは…と思い、出版してくださったおかげで、
それに比べて童話は心が楽しくなっていいよ。
という部分は彼女の元気全開で、思わずハハハと笑ってしまいます。
とはいうものの、小説にも得体の知れない魅力も感じており、
大人に近づこうとしている少女のおっかなびっくりな気持ちが、よく表れていて、本当にかわいらしい。
そして少々おすましさんかな。
結局、小説の味わいを知ることなく、彼女は18歳で亡くなります。
それを思うと、読んでいてちょっぴり切ない気持ちにもなります。
彼女の死後、遺品整理でこの日記を見つけて、読んだお父さんは泣いたでしょうね。
心中察してあり余るものがあります。
でもこのまま埋もれさせるのは…と思い、出版してくださったおかげで、
こうして彼女の思いを今も読めるわけです。
読んでいて、ほんわかとした温かい気持ちになれる、
読んでいて、ほんわかとした温かい気持ちになれる、
そしてどこかむずがゆく切ない気持ちになる…
これはそんな作品です。
これはそんな作品です。