【字余りのうた】25 竹取物語
夜中とぼとぼ家路についておりました。
街灯もついてないのに空から光が降(ふ)ってくる感じがしたので、
街灯もついてないのに空から光が降(ふ)ってくる感じがしたので、
ふと空を見上げると、それはそれはきれいな満月の光が地に降(ふ)りそそいでおりました。
地上は暑さで蒸し蒸ししていますけど、
地上は暑さで蒸し蒸ししていますけど、
光を放つ月の表情は実に涼しげでした。
みなさん、この記事をお読みになったら、
煌々と光り輝く満月から天人が雲に乗って降りて来て、
地面から五尺ほどの宙に浮かんで立ち並んでいる。
詰めていた武士はそれを見て戦い合おうという気もなくなり、
詰めていた武士はそれを見て戦い合おうという気もなくなり、
何とか心を奮って弓矢を構えようとしても手に力も無くなり萎えてしまった。
気丈な者が堪えて射ようとしたが矢はあらぬ方へ飛んでいき、
ただ茫然とお互い見つめ合うしかなかった。
すると錠をして締め切っていた戸や格子が即座に開いていき、
すると錠をして締め切っていた戸や格子が即座に開いていき、
この世に対する物思いがなくなってしまい、