らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【字余りのうた】8 猫と雨宿り





雨やどり
猫が宿りし
軒(のき)を借り
二人静かに
雨だれを聴く




今日の朝横浜は久しぶりに雨が降っていました。
よほどの大雨でない限り朝に散策をするのですが、
途中で雨足が激しくなってきたため、
一時避難で雨宿りをしようとすると、
軒に先客の猫が居り、しばし一緒に雨宿りしました。

猫もにゃーにゃー鳴くわけでなく静かに雨をみつめており、
自分もそれにつられて静かに雨を見ていました。
しばらくすると雨が静かになってきましたので、
再び行こうとすると猫がこちらに向かって一声「にゃー」と鳴きました。
首輪をつけていたのでどこかの家猫でしょうね。
あまりに可愛らしかったので、携帯で写真を撮ろうと思ったのですが、
夜明け直前で薄暗く残念ながらうまく撮れませんでした。


最初の五七で「宿り」が被っているので、
どちらかの語句を変えようと思ったのですが、
適当なのが思いつかず、「やどり」「宿り」で印象的にだけ語句を変えてみました。
あと最初は

二人黙して
雨だれを聴く

としていたのですが、
「黙して」「黙って」だとぶっきらぼうな感じがしたので、
「静かに」と変更しました。
でも「静かに」の方が陳腐で「黙して」の方が面白いかもしれません。
 どうなんでしょうかね。