らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【テレビ番組】新巨人の星2











主人公星飛雄馬に吸い寄せられるように(笑)魅入られた人物の中に、
宿命のライバル花形満がいます。




超イケメンキャラです。
家でテレビを観ている時にも、なぜか白いダブルのスーツを着用しています。

雄馬失踪後、野球への情熱を失って、プロ野球界を引退し、
父の会社の重役に収まっていた花形満

ちなみに花形は引退後、飛雄馬の姉明子と結婚しており、
雄馬の義理の兄という姻戚関係になっています。
実は姉明子は飛雄馬の親友伴宙太からも告白されていたのですが、
なぜか彼女は花形満を選びました。
自分的にはぜひ伴宙太を選んで欲しかったのですが。
なぜなんでしょうか。

しかし、その花形も、飛雄馬の復活をみて、
いてもたってもいられなくなり、会社の重役の地位をなげうって、
一テスト生としてヤクルトスワローズに入団します。

会社の重役の地位をなげうってとはいいますが、
平日の昼間から義理の父一徹とつるんで、
雄馬の動向を探り、車で後をつけたりしていたので、
まあ会社的に実損はあまりないでしょう(^_^;)

で、花形もまた、父親の会社の設備と人員を勝手に使って(笑)、
星飛雄馬打倒の特訓を始めます。


http://biwero.up.n.seesaa.net/biwero/image/shin_kyojin_no_hoshi.jpg?d=a1

星を倒すために機械化人間になった花形・・・ではありません(笑)
真面目に物事に取り組んでいる時の姿って、
時にこっけいに感じることがあります(^_^;)

挙げ句、義理の父一徹の理不尽なスパルタ特訓で、大リーグ養成ギブスを装着され、
義理の弟飛雄馬と同じ苦しみを味わうはめに(笑) 





花形の父親の会社は日産自動車がモデルといわれていますが、

そう、花形満は横浜在住なんです、
そんな御曹司が、とんでもない一家と関わりをもってしまったという感じもします(^_^;)

そのかいあって、花形は無敵だった飛雄馬の新魔球を見事ホームランし、

勝負に勝利します。 
しかし、無理な特訓が祟って、筋肉がばらばらになり、二度と野球ができない体に。
ダイヤモンド一周の際、悶え苦しんで失神するなんて尋常ではありません。
野球だけならまだしも、健常者としての生活は大丈夫なんでしょうか(^_^;)


そんなこんなで星飛雄馬は、右投手として様々なライバルとの闘いを経て、
再び巨人の星の頂上にまで上り詰めます。


それを見て安心したかのように静かに息を引き取る父一徹。
一徹の死により、巨人の星の物語も本当にエンディングなんだなという気がします。
やはり、巨人の星は親子鷹のストーリーなんだなと思います。
 
最終回、飛雄馬は大リーグに挑戦するため巨人を去るというシーンで物語は終わります。

そして、最後は文豪ロマン・ロランの言葉で締め。





巨人の星シリーズは、コクトー山村暮鳥の詩なども
セリフで出てきて、文学的な一面もあるのです。


なお、最終回、多摩川グランドで、
現在の横浜ベイスターズの監督の、
当時新入団の中畑が守備練習でしごかれているのを横目で見ながら、
やはり新入団の江川と飛雄馬が挨拶をかわすシーンは非常に印象的です。




自分の知っているジャイアンツは江川、中畑、原、この辺りからなんですよね。

この新巨人の星のシリーズですが、
元祖シリーズのような切迫感、絶望感、焦燥感というものをあまり感じさせず、
楽しみながら、落ち着いて、その勝負の行方を見守ることができる良作だと思います。

また、新巨人の星2は、オープニングの主題歌が非常にいい曲ですね。
是非聞いてみてください(^_^)


最終回