らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【閑話休題】大寒間近 寒さと暑さの話





昔、子供の頃見ていた特撮ヒーロー番組の冒頭。

骨怪人が寒い寒いと言いながら、冬の海岸の砂浜を小走りに走ってくる。
そこでナレーション。
「骨怪人は骨がむき出しのため、寒さに弱いのだ」

悪の組織もよく適性を考えて怪人出さないと(^_^;)


前置きが長くなりましたが、やっぱり冬は寒いですね(-.-;)
明後日土曜日は大寒ですか。

自分も骨がむき出しとまではいかないのですが、痩せ身のため寒さに弱いんです。
まあ暑さにも弱いんですけれどもね(^_^;)

寒さにも弱い。暑さにも弱い。
温度調節の難しい飼育の難しいペットみたいなものですね、自分は(^_^;)

でもどんなに寒さ暑さに強い人でも、
人間の限界は-50~+50℃のせいぜい100℃くらいの間でしょう。
温度の幅が無限にあることを思えば、
人間はわずかな温度の幅でしか生きられない生物なんですよね。

そういう意味でいえば、道路のわずかな水たまりの中で生きるアメンボと、
人間は大差ないのかもしれません。

でも寒さの下限は-273℃付近ってご存知でしたか?
なにかマイナス1万℃とかあってもよさそうなものですけどもね。

これは絶対零度といわれる概念だそうです。

高校の時、習ったきりなのでうろ覚えなのですが、ウィキペディアから抜粋すると
「温度は、物質の熱振動をもとにして規定されているので、下限が存在する。
それは、熱振動(原子の振動)が小さくなり、エネルギーが最低になった状態である。
この時に決まる下限温度が絶対零度である。
古典力学では、エネルギーが最低の状態とは、原子の振動が完全に止まった状態である」
とのことです。

ダンテ「神曲 地獄編」によると最も重い地獄はコキュートスと言って、
全てが凍りついて命の営みが停止してしまった世界なのですが(画像1枚目)、
中世ヨーロッパ人は絶対零度の概念に感覚的に気づいていたのでしょうか。


それに比べると暑さ(熱さ)には上限はありません。

ウルトラマンに出てきたゼットンという宇宙怪獣は、
口から1兆℃の火の玉を出すそうで(^_^;)(画像2枚目)

物理学的に1兆℃というと、
火の玉を発射しなくても口の中で熱がもやもやし始めただけで、
地球上の水分は全て蒸発してしまい、死の星になってしまうそうです。

そういう意味では、地球上で爆発させることはできないし、
宇宙のかなたに放り投げるか、ブラックホールに送り込むしかない難敵なのですが、
ウルトラマンはソツなく処理できたんでしょうか(その回を見たことないのです(^_^;))。


話が寒暖とも非常に大きくなってしまいましたが、
せめて最低気温が10℃くらいになってくれないかな…と春を待ち望む自分なのでした。