時は平成三十年八月夜。窓を閉め切ると外の世界の音はほとんど聞こえない。しかし、しばらくすると、かすかにポンポンと花火の上がる音がする。どこで花火を上げているのだろうと窓を開けると、途端にむわっと蒸した空気が室内に流れ込んでくる。辺りを見渡…
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