らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

コラム「恋愛計算式「ワタシ+」」南美希子



 
 
今日はバレンタインデーですね。
いつも艶っぽさに欠ける当ブログですが、今回は少しその系統の本の紹介でも。

年末、原始猿人のテレビやら、鮫が竜巻に乗って人に襲いかかる映画やら、
リラックスモード全開の生活を送っておりましたが、
実を言いますと、それらを見ながら、いろいろな本などを読んでいました。

その中の1冊が、今回紹介の南美希子「男のコロシ方」。

著者についてご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、
ひと昔前、テレビにもよく出演されていましたね。
おそらく彼女自身が一番喜ぶ肩書きは「恋愛術の達人」というところでしょうか。
豊富な恋愛体験から、あらゆる恋愛術を導き出し、
恋愛に悩む女性に様々なアドバイスしてきた、恋愛術の大軍師のような人物です。

彼女が導き出した恋愛術はそれこそ山のようにありますが、
今回は、その中のひとつ、
寿司屋デートで失敗しないための「ワルツの法則」を紹介しましょう。

高級寿司屋に誘われて、夏の入道雲のようにむくむくと湧き起こる様々な妄想、もとい細やかな配慮。
恥をかかないための香水、化粧、服装のチェックなど万事余念がありません。

そして、そこでの一番の肝は、やはり寿司の注文の仕方。

高いネタばかりでも、安いネタばかりでも、決して男の心をつかむことはできない。
そこで編み出され寿司の注文の極意「ワルツの法則」。
http://magazine.gow.asia/love/column_details.php?column_uid=00003124


自分、この記事を読んでからというもの、
クラシック音楽などの、ショパンの子犬のワルツとか、ワルツという言葉を目にしても、
寿司の注文のワルツの法則しか思い浮かばない体になってしまいました(笑)

ところで、自分が、このように、少々フレンドリー?に
南さんの事を話すのは、実は、その昔、ご本人とお会いしたことがあって、ちょっとばかりですが、お話をしたことがあります。
文章の調子からは、居丈高でお高いイメージで語られてしまう彼女ですが、
実物は、非常に物腰柔らかな、おとなしげで親切な方でした。
多少天然ボケの気はありましたけれども(^_^;)

その頃、彼女が40歳を目前に宿願の結婚を果たし、
いい意味でも悪い意味でも、最も勢いに乗っていた頃に書かれた、
この「男のコロシ方」。

「意中の彼をモノにする、告白→肉薄→強迫のテクニックとは?」
という触れ書きだけで、もう笑いすぎて、お腹が痛い。

ひとつ、ふたつのネタなら、ただの勘違いな人で終わってしまうのでしょうが、
ここまでくると、これは、もはや、ひとつの才能ですよ。
ハウツーを突き抜けたおそろしい何かを感じます(笑)

ところで、この「男のコロシ方」。
自分は横浜市の図書館で借りましたが(^_^;)一般的には入手困難なようです。
そこで、その代わりといってはなんですが、
南美希子の恋愛計算式「ワタシ+」というコラムをお奨めします。
http://magazine.gow.asia/column_tag_recent_list.php?tag_uid=00000094

片想いの彼を振り向かせる「怪盗ルパン」作戦、
行列のできないラーメン屋にみる「恋愛できない女」の法則、
放っておけないオンナとは、ぐらついている「イス」のようなもの。
など、金言きら星のごとしです(笑)

そして、バレンタインデーの記事で、
南さんは非常にいい事を言っています。

「 恋愛とは、お菓子屋の作ったたった年に2回の記念日に、おとなしく始まる代物ではないのだ。
そういう意味では1年365日がバレンタインデーでありホワイトデーでもあるというのが正しい。」

今年はバレンタインデーが土曜だから、安く済んだと言っている女性の皆さん、聞きましたか。


それでは、皆さんもデートで、
意中の異性と寿司屋に行かれた時は、ワルツを踊るようにあくまで優雅に。

アジ、ほたて、ウニ。アナゴ、いか、大トロ。

この三拍子のリズムを決してお忘れなく。