らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【テレビ番組】大河ドラマ「平清盛」前編


今年の大河ドラマは…えーっと何でしたかね(^_^;)
とにかく来年は「平清盛」です(画像参照)。

平清盛というと源氏の憎き敵役でどちらかというと悪玉として書かれることがほとんどでした。
でも自分は結構清盛を評価してます。
非常に大雑把ですが、源氏と平家を比較すると、源氏=農業基盤×土地×閉鎖的×地味(よくいえば質実剛健)、平家=商業流通基盤×海×開放的×派手という自分のイメージです。

清盛は海の守り神厳島神社を保護し、今までの港が手狭なため経が島という人口島に広大な貿易港を作ろうとしていました。ひょっとしたら福原(今の神戸)に都を移したのもその一連の布石だったのかもしれません。
清盛は開明的な日本史上有数の政治家ですよ。
ただ惜しいかな平家は清盛の存在が大きすぎて、他に人材がいなさすぎましたね。

この辺りを松山ケンイチ君がどう演じてくれるか、それが最大の楽しみです。

あとその他の平家の公達も華がありますよね。
来年は数多(あまた)のイケメン俳優さんが平家の公達を華麗に演じてくれることでしょう。

個性豊かな様々なキャラにそれぞれ独自のエピソードがある三国志のような時代を日本に求めるなら、自分は平家物語に代表される源平争乱期の時代であると思っています。
ならば太平記はどうだとツッコミを入れられそうですが、女性キャラの多彩さという意味ではやはり源平争乱期に一歩譲るのではないかと。

しかしひとつ非常に気になることが(-.-;)
「理想の男性は光源氏。でも現実の夫は平清盛平時子深田恭子
というキャラ設定だそうですが…

平時子とは壇ノ浦の戦い安徳天皇を抱いて入水した二位尼のことです。
清盛亡き後、実質的に平家を束ねる主役はこの時子です。

コメントを読んで「私の理想の夫は光源氏ですのに、現実は田舎武士の平清盛。がっかりです」などという台詞が頭をよぎってしまいました(^_^;)
そしてその言葉が悔しくて妻の歓心を買うため派手好みになっていく清盛…

この手の脚本勘弁なんですけど、かなりの確率でこうなるかも(^_^;)
このキャラの時子が「海の下にも都は御座います」と安徳天皇を抱いて落ち着いて壇ノ浦の海に飛び込めるかちょっと不安です。

来年の大河もどうなることやら…
結局期待半分不安半分です。

その前に自分、デジタルテレビ買わないと大河ドラマ見れませんけどね(^_^;)

後編は個々の配役についてちょっとツッコミ入れます。掲載今週末予定です。