【プロレス】１４ 鉄の爪 フリッツ・フォン・エリック

 

 

 

                                         
                                 

 

福山雅治さん、遂に結婚しましたね(^_^)
連日、ネットも、その話題で持ちきりですが、
その関連のニュースの中でも、自分は、こちらのタイトルに目を奪われました。


「福山の胃袋もつかんだ吹石」

福山雅治のハートも胃袋もつかんだ吹石一恵　家庭的で料理好き

歌手で俳優の福山雅治（４６）が女優の吹石一恵（３３）と２８日、結婚した。
双方の所属事務所が発表した。



福山の胃袋もつかんだ吹石・・・
胃袋をつかんだと聞いて、咄嗟に自分の脳裏をかすめたのが、この人です。

この白黒写真の外人のおっさん、誰なんじゃいと思われるかもしれません。
この人こそ誰あろう、往年の名レスラー　フリッツ・フォン・エリックその人です。
得意技はストマック・クロー。日本語に直せば、胃袋つかみ。

エリックの握力は、人並外れて桁外れでして、
一説によりますと、握力200キロ。
リンゴを握りつぶすというレベルを遥かに凌駕し、
一瞬のうちにジュースにしてしまうといわれます(^_^;)

 

信用おける筋によりますと、

エリックのアイアンクロー（鉄の爪）を顔面にくらって、
脳波が狂い、再起不能になったレスラーは多数にのぼっており、
その気になれば、顔の皮をむしりとってしまうことも可能だと言われています(^_^;)

こちらは、まさに、必殺技アイアンクローが決まるぎりきりのところで、
必死に耐えるジャイアント馬場選手。
もう少しで顔の皮を剥ぎ取られそうになり、
恐怖にひきつる馬場選手の表情が印象的です(^_^;)

なんでも、フリッツ・フォン・エリックは、まだレスラーとして駆け出しの頃、
街でナイフを振り回すチンピラを制止しようと相手の手首を咄嗟に掴んだ際、
相手の手首の骨がたちまちのうちに砕けてしまい、
自らの握力の強さに気づいたといわれています。
それからというもの、この並外れた握力を生かすべく、改良を重ね、
顔や腹部を掴んで握り潰すアイアン・クロー（鉄の爪）を遂に完成させたのです（本人談）。


そして、その後、フリッツ・フォン・エリックはレスラーとしてだけではなく、
プロモーターや実業家としても成功し、
彼が本拠とするテキサスのダラスで仕事するプロレスラーは、
エリックのホテルに泊まり、エリックのレストランで食事をし、エリックのスーパーマーケットで買い物をし、
エリックの銀行の小切手でファイトマネーを支払われると言われたほどでした。

しかし、煌々と輝く望月が欠けたる時の闇も深いといいましょうか、
そんなフリッツ・フォン・エリックにも恐ろしい不幸が訪れます。
６人いた息子のうち、５人までもが、事故や薬物、自殺などにより変死。
その中にはレスラーとして才能に恵まれ、将来の栄光を嘱望された息子も含まれていました。



そして、さらには、プロレス団体の興行競争に敗れ、プロレス事業から撤退、

そして離婚…。
失意のどん底の中、フリッツ・フォン・エリックは、
1997年、癌により68年の人生に幕を閉じます。

エリックの一世をを風靡したアイアンクロー（鉄の爪）は、
時の流れとともに消え去ってしまったのでしょうか・・・

いや、そうではありません。

たった一人残った次男ケビンの息子達、フリッツ・フォン・エリックの孫にあたる
ロス＆マーシャルの新エリック兄弟が、日本のプロレス団体で2012年にデビューしたのです。
特に弟のマーシャルは、祖父エリック似の風貌で、
体格にも恵まれていることから、大きく将来を嘱望されているとか。

祖父譲りの大きなクローで、がちっりとその栄光を掴んで欲しいと、
心から願っています。
エリック兄弟応援してます。

ついでに、福山＆吹石さんも(^_^;)
ちなみに冒頭の「福山の胃袋もつかんだ吹石」のヘッドラインを見た時、
吹石一恵さんにストマッククローされている福山雅治さんが一瞬頭をよぎりました（笑）

 

左から長男ロス、父ケビン、次男マーシャル