【美術】新・北斎展2 若き日の北斎
こちら極めて初期の作品ですが 、
後年の才能を感じさせる片鱗を感じます。
すごくいいですね。
特に風景画にそれが顕著に感じられ、
作品が色々と並べられていても、その作品にパッと目が吸い寄せられます。
後年の才能を感じさせる片鱗を感じます。
すごくいいですね。
特に風景画にそれが顕著に感じられ、
作品が色々と並べられていても、その作品にパッと目が吸い寄せられます。
ダ・ヴィンチがどこを描いたかわかりますか。
作品を貫く太い縦の線が、鍾馗の剣が悪鬼の喉を貫く力強さを表しており、
非常に迫力あるものとなっています。
それはただの迫力でなく、魔を圧すると言いましょうか、
そんなオーラみたいなものが漂っているのを感じます。
そして、北斎は35歳頃勝川派を離れ、琳派に入門。
今でいう出版社のようなものであった版元の注文で作品を描いていた勝川派の頃とは違い、
顧客から直接依頼を受けて絵を描くというスタイルで仕事をしていたそうです。
「風流なくてななくせ 遠眼鏡」
「風流なくてななくせ ほおづき」
実物で見てすごく良かったです。
特に遠眼鏡の作品。
傘の斜めのラインと遠眼鏡の直線が、
美人二人の曲線と絶妙に調和して目を惹きつけられます。
特に遠眼鏡の作品。
傘の斜めのラインと遠眼鏡の直線が、
美人二人の曲線と絶妙に調和して目を惹きつけられます。
これはとても雰囲気のある作品です。
美人画の佳作と言われているそうですが、見返り美人ならぬ後ろ姿。
それゆえ顔の表情はわかりません。
彼女は何を思っているのだろうという想像の広がりが、
絵から自ずから感じられ、広がってゆきます。
変なこと言うようですが、
意識か無意識かわかりませんが、北斎のこの作品にもそれを感じるんです。