らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【閑話休題】ロシアワールドカップ 決勝リーグ ベルギー戦












決勝リーグ1回戦で日本がベルギーから2点目をもぎ取った時、
夜中にテレビを見ていた会社の人は思ったそうです。
もぞさんは間違いなく完全に熟睡している。
ひょっとしたら勝てるかもしれない笑

しかし、その後、ベルギーの怒涛の反撃を受け、僅か20分足らずで3得点。

やはり今回のベルギーは強かった。
一人一人のフィジカル&テクニックの超一流ぶりもさることながら、
ベルギーチームの層の厚さ。
日本チームの主力選手×2いるような、
日本は出場している戦力で戦うしかないのに、
次から次へとレギュラーに勝るとも劣らぬ新手の精鋭が現れる。
いわゆるこれが力の差というやつなんでしょうか。





自分はサッカーのド素人であり、
おそれながら直感で感じたままにモノを言わせていただきますが、
西野監督は最後まで攻めて3点目を取りに行ったということですが、
ポーランド戦のように勝ちにこだわるならば、
次々と新手を送り出せるベルギーに対し、現状戦力で戦うしかない日本は体力を失っていますから、
しっかり守って体力を温存し、カウンター狙いに徹するべきではなかったか。
失点しないように固く守りながら延長に入り、
押せ押せのベルギーの勢いを断ち切って仕切りなおすという手もあったのではないか。
そうすることで、ベルギーもドイツ韓国戦のカウンターの悪夢が頭をよぎるでしょうから、
多少なりとも勢いが抑えられたのではないのか。
そしてお互いに点が入らなければ、最後のPK戦賽の目を振り、
勝負を時の運に委ねる。
日本が勝ちを拾うとしたら、これしかなかったのではないかとも感じます。

西野監督は勝ち切るということを言っていましたが、
ベルギー相手に勝ち切るには、
日本選手の体力も新手の戦力も足りておらず、
積極的に討って出て、新手の敵の精鋭とぶつかり合って勝ち切る勝算が客観的にあったのか。
気合いとかそうものでなく。。
西野監督にちょっと聞いてみたいところです。

しかし、今回、日本が決勝リーグで戦ったことは、
未来の日本代表を飛躍させるヒントをたくさん得ることができたと思います。

日本代表の皆さん、おつかれさまでした。
これで自分も、やっとゆっくりワールドカップの試合を楽しむことができます笑





自分の国が出ていないのに、サッカーの試合を楽しめるというのは、
まさにそのサッカーのプレーが素晴らしいからであり、
自分の国が出ていないから楽しめないというのは、
サッカーを応援してるようで、
実は自分の国をナショナリズムテックに応援しているに過ぎないところがあります。

ですから、日本が出場していなくても、
これからの決勝リーグの素晴らしい各国のサッカーを見て、
若い世代が刺激を受けて、どんどん続いて行ってくれればと思います。


そして今回の大会でもう一つ。
日本人サポーターの試合後のゴミ拾いが話題となっており、
そのほとんどが好意的なものですが、中には批判もあるようです。

日本文化というのは中国やヨーロッパ、中東のように、
金銀宝石で豪華に飾り立てるものでなく、
一見きらびやかに飾り立てていないので、質素にも見えますが、
その場をきれいに掃き清めることによって静謐を保つ、
神社などはまさにそれにあたりますが、
ある意味、そういう精神は日本文化そのものと言っていいでしょう。
それが世界に賛同されているということは非常に素晴らしいことです。

もうひとつ言えば、日本が負けてもゴミ拾いをしたというのは素晴らしい。
なぜなら、人間は自分が勝っている時、余裕がある時は、善行を行うことはたやすいですが、
負けている時、余裕がない時に、善行を為すことは難しいからです。







ワールドカップの優勝の回数や勝利の数など、
ワールドカップの記録に残るものを、まだ日本は刻むことはできませんが、
今回ワールドカップに立ち会った人々の
記憶に残る戦いぶりを示すことができたのではないでしょうか。

さて、次回4年後のワールドカップ
自分が、大迫半端ねえってのTシャツを下に、サムライブルーのユニフォームを着て笑
日の丸のはちまきをして全力で応援しても、
ものともしない勝ち切る実力をつけて、躍進していただきたいと思います。





一度くらいこんな感じで思い切り応援したい(笑)