らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【1月総括】






大海の
磯もとどろに
寄する波
割れて砕けて
裂けて散るかも


源実朝


1月最後の記事になります。
お正月の三が日って、今月だったんだと思うほど、
お正月は遥か彼方に過ぎ去ってしまいました(-_-;)

今月は鎌倉の鶴岡八幡宮に初詣に行った縁もあり、
鶴岡八幡宮で不慮の死を遂げた源実朝の和歌などの記事を書いてみました。

冒頭の実朝の和歌は、彼の歌の中でも最も好きなもののひとつです。

岸壁に打ち寄せる白波をこれほど絵画的に、
そしてダイナミックに表現したものは、なかなか無いように思います。
岸に打ちつける波が、割れて砕けて裂けて散るですか。
実朝の、対象に対する細やかな観察眼、
そして、それに自らの思いを重ねる感性など、
非常に素晴らしい歌に感じます。

1月その他の記事は、実朝に感化されて作った本歌取りの自作短歌、
海音寺潮五郎「東夷」、アニメ「アパッチ野球軍」など。
全く脈絡のないように思われるでしょうが、
なんとなく微妙に繋がっている感、わかりますでしょうか(^_^;)

さて、2月ですが、
1月に、野上弥生子「秋の一日」という
上野の美術館に絵を見に行く小説の記事を書きましたけれども、
年末、自分が上野の美術館に絵を見に行った、
ゴッホゴーギャン展の記事を数回に渡って書きたいと思います。

そういえば、カレンダーを見て気づいたんですが、
3月の春分の日まで祝日ないんですよね(-_-;)
お正月に食べたご馳走のエネルギーの貯えもあと僅かですし、
なんとか生き延びたいと思います(笑)
それでは2月もよろしくお願いいたします。