らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【父の死】三回忌法要






父の三回忌も、先週日曜にお陰様で無事終わりました。
一周忌と同じく、岐阜にある亡き父の実家の寺に父の兄弟衆が集って行われたのですが、
僧侶であるお兄さんの読経の中、
なじみの身内だけで、静々と行われた良い法事でした。

子供の頃、お寺の本堂ってひっそりと暗い感じで、
ちょっと陰気な雰囲気を感じていたのですが、
今見ると日本の仏教も意外と色鮮やかで派手な感じですね。







さて、亡き父の親戚衆は皆さんとても達者で、 
80歳になる僧侶のお兄さんは、秋に行われたシニア陸上全国大会で、
400メートルリレーにて金メダルを獲得したそうです。
タイムは一人当り15秒くらいですから、本当に大したものです。
あと、父の姉と妹の旦那さん、それぞれ85歳と78歳は、
法要後、会席料理を全部平らげ、尚且つおやつをたらふく食べた後、
お正月のお門松にするからと、寺の竹藪から直径10センチ以上もある竹を切り出し、
それをノコギリで均等の長さに揃えて、軽トラの荷台に5本も6本も積んでいらっしゃいました。
この人たち、どんだけ体力無尽蔵なんだ(汗)


さて、前にも書いた通り、父の実家の寺は岐阜の東濃地方にありますが、
その途中の道の駅にあった巨大な水車。




なんでも日本一大きな水車だそうです。

遠目から見てもかなり立派なものです。




欠点は巨大ゆえに、近寄ると、結構バシャバシャ水が頭に落ちてくるということ。

ちなみに、この近辺では世界一大きな狛犬というものもあります。





このあたりは美濃焼の産地なので、
陶器のモニュメントとして記念に造ったもののようです。


実はこの道の駅で、「へぼ」を求めたのですが、
残念ながら売っていませんでした。
「へぼ」とは、いわゆる蜂の幼虫を佃煮などにしたものなのですが、
東濃地方に昔から伝わるもので、昔は寺の法事の料理などにも盛んに出されていました。
昔は冷凍技術が発達していなかったので、
新鮮な魚や肉などは手に入りにくく、このような蜂の子のようなタンパク質を食していたんですね。

しかし、近時、低脂肪高タンパクの食品と見直される向きもあるようで、 
ただこれが出されたら、初めて見る方は、
その姿形から、ちょっと躊躇してしまうかも。
そんな事言ってる自分も、久しぶりに口に入れる時は、少々覚悟がいるかもしれません。

味はクリーミーでナッツのような味わいだった記憶があります。