らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【クラシック音楽】ショパンコンクール2015 三次予選2

 
 

今、一生懸命ショパンコンクール三次予選の記事を書いているところなんですが、
実は、三次予選は一昨日終わってしまいまして、 
ファイナルのエントリーの発表も既に為され、もう日本時間今日から演奏が始まります。

本当は第三次予選の記事をもう1つくらい書きたかったのですが、
それをしているとショパンコンクールそのものが終わってしまいますので(^_^;)
次の記事からファイナルの記事に突入したいと思います。

ファイナルに選ばれた10人の中に、
自分も記事で紹介しました米国のケイト・リュウさん、エリック・ルーさん、
そして日本の小林愛実さんも見事選考されました。 
この三人は大変な実力者ですので、
上位に入賞するのではないかと自分は思っています。

ファイナルの演目はショパンの二つあるピアノコンチェルト。
今までの課題はピアノ独奏で、 ひたすらに自分との戦いでしたが、
ファイナルはオーケストラとの呼吸が重要になります。
ペアダンスで、いくら個人の技量が優れていても、
相手と呼吸が合わなければ、いいパフォーマンスが生まれないのと同じで、
なかなか難しいところがありますが、
それだけに今までにない見どころも多いと思います。


さて、ファイナルを目前にして、ずっと演奏のことばかり書いてきましたので、
今日は、ちょっと息を抜いた話題をひとつ。

自分は今、必死にショパンコンクールを聴いていますが 、
なにぶん素人ですから、集中力にも限界があり、聴いていて、ふと気が抜けることもあります。

ずっと緊迫感あふれる熱演を聴いていて、
登場したのが、中国のZi Xuというピアニストの方。
自分は聴き疲れた頭で、ぼんやりと彼の顔を見ていましたが、
ふと、この人、ちょっと宅八郎に顔が似てるなと感じた瞬間、
自分の脳はそこでロックオンされてしまい、
宅八郎がピアノを弾いているとしか認識できない体になってしまいました(^_^;)
この宅八郎さん、曲と曲の間に妙に念入りに手持ちのハンカチで鍵盤を拭いていまして、
黒鍵と黒鍵の間の奥の方まで念入りに、
一体そんなに何を拭いているんだろうと、
それがまたツボになりまして、
たぶん汗が鍵盤に飛び散りやすい体質か、
彼の前に演奏していた人の手の甲の毛が鍵盤にこびりついていたか、
どちらかと思うのですが(^_^;)
曲の後の彼の奇妙な決めポーズと相まって、ツボにはまってしまいました(笑)

何か彼を貶めるだけ貶めてしまったような気もしますが、演奏は凄いんです。 
確かに総合力、スタミナなどについては、ファイナリストたちに一歩譲るかもしれませんが、
確かに観客に聴かせるものを持ったピアニストです。
そもそも中国本土の人なんて、30年前くらいまでは、ピアノも見たことがなかったはずです。
ユンディ・リーは別格だとしても、
それでも最終予選に最多人数を送り出すというのは非常に驚異的なことです。
米国国籍ですけれども、ファイナルに進出したケイト・リュウさん、エリック・ルーさんも中国系ですし、
中国人の感性というのは、ショパンに合っているのかもしれません。
お隣の韓国も、クラシックでは才能のある方が多いですから、 
日韓中の三国時代はこれからも続くと思います。 

なおZi Xuさんの画像を探したんですが、適当なものがなかったので、
仕方がなく、参考に、宅八郎さんの画像を添付しておきました(^_^;)
それでは、Zi Xuさんの熱演と決めポーズ、こちらで是非ご覧ください。



https://www.youtube.com/watch?v=qERHA8EuMuI

 
あと、できれば、彼の念入りな鍵盤拭きと残りの演奏もこちらで。
彼もまたハンカチ王子の称号がふさわしい人ですよ(^_^;)元祖とは違った意味で

https://www.youtube.com/watch?v=8yHwLBxZlrs
3:44:00~