らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【アーカイブ】戦争関連記事あとがき

 

 
自分は、これまで、このアーカイブを通じて、
様々な戦争関連の記事を読み返してきました。

今まで繰り返し為されてきた数々の戦争、
そして、か弱くも、真面目に生を営んでいた人々の最期を見ると、
思わず人間というものに絶望してしまいそうになります。

しかしながら、人間は決して絶望してはならない。と思います。

絶望とは精神の死を意味します。
精神を人間の特質とするならば、
絶望は人間の死を意味します。

自分は前に見たゴッホの金色に輝くひまわりの絵に、
繊細ではあるけれど、その中に強い希望を感じると書きました。

希望とは絶望の反対であり、絶望が死とするならば、希望は生ある命です。
自分はあのひまわりの中に生に満ちた命が宿っているのを見たのだと思います。

ゴッホは、残念ながら、最後は絶望して自死を選んでしまいましたが、
最後まで希望を追い求め、その思いを力強く作品に描いた人です。

希望とは一見儚げですけれども、あのような美しく力強い光を放っているものなのです。
ですから、我々も希望をもつのを止めてしまってはいけない。
そう思います。

先に紹介させていただいた特攻で亡くなられた上原良治さんは、その遺書の中で、
「(その人のもつ)思想によって、その闘争の結果を明白に見る事が出来ると信じます。 」
と書いておられます。
http://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/14233568.html

自分も上原さんと志を同じくする者です。
ですから、自分の心の中にある希望の力を信じて闘わなければいけない。
と強く思います。

そして、その希望の力を信ずるには、
私達は、人間の生み出した素晴らしいものをなるべくたくさん心の中に蓄えて、 
それを共有し合わなければなりません。
それは素晴らしい芸術であったり、人の生き方であったり、
いろいろです。

自分も、このブログで、人間の素晴らしいものをできる限り紹介して、
ささやかながら、これからも、その手助けをしていきたいと思っています。



長々と記してきました戦争関連記事アーカイブはこれで終わりです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。






ゴッホ ひまわり