らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【クラシック音楽】アコーディオンの思い出

 
 
 

前回、クラシック音楽の記事で、
ギターを習いたいという話をしましたが、
それでは今現在楽器は何もできないのかといいますと、
そういうわけでもありません。

一通りできる楽器を挙げるとするならば、
リコーダーとアコーディオンというところが挙がるでしょうか。

なんだ、リコーダーか、とおしゃるかもしれませんが、
以前記事でも述べましたが、
日本人のほとんどが、学校で習って、リコーダーを演奏できるというのは
世界に誇れることなんですよ。
(参考記事)http://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/13295976.html


それはさておき、今回はアコーディオンの話しをしたいと思います。


アコーディオンを始めたきっかけは、
小学6年の時の器楽コンクールで、
たまたまアコーディオン担当になったことが縁で、
どうせやるなら、教室に通って、
徹底的に弾けるようにしようということで、
マイアコーディオンを購入して始めたものです。

器楽コンクールで演奏した曲は、
モーツァルト「ドイツ舞曲」K.605 ハ長調
https://www.youtube.com/watch?v=VzgRbCU6swc

「そりあそび」の異名をもつ、シャンシャンという鈴の音が印象的な、
非常にかわいらしい佳曲なんですが、
それこそ、メンバー全員で授業後も猛練習しまして、
音楽の先生の大学時代の恩師の方に特別に来ていただいて、
演奏を聴いて、指導していただいたのですが、 
その時、なんとエクセレントの評価を受けました 。


そして、みんなのモチベーションが最高に達した状態で迎えた、満を持しての本番。

しーんと静まり返った会場の雰囲気の中、
先生がタクトを頭上に構え、
メンバーは演奏が始まるのを今かと待ち構えていました。

しんとした静寂の空間。


しかし、その時、客席から子供の声で、
3、ハイ!という声が(^_^;)

不意の思わぬ掛け声に釣られて、
なんと自分は、まさかの痛恨の飛び出し(^_^;)

ハッとした顔で、先生は、思わず自分の方を見ましたが、
他のみんなも、自分の飛び出しに釣られて一斉に演奏を始めてしまい、
思わぬ形で音楽が鳴り出してしまいました(^o^;)

もう何が何やら(^_^;)
無我夢中でジャバラを動かし、 自分のパートを弾くだけで、
細かいことはよく覚えていません。

幸いなことに、先生の見事な指揮さばきでなんとか途中から立て直し、
自分も全体の音楽を聴きながら、自らのパートを演奏する余裕を取り戻しました。

演奏が終った瞬間の、会場の割れんばかりの盛大な拍手。
とにかく、無事にフイニッシュして、ホッとしたことだけ覚えてます。

それで燃え尽きしまったわけではないのでしょうが、
中学に進学して、環境も変わったこともあり、
アコーディオンの教室も、その後2年ぐらいで辞めてしまいました。
まあ、それでも3年近くはやりましたので、
なんとか一通りはというレベルにかろうじて達していたのではないかと(^_^;)

その後も暇を見ては、アコーディオンを取り出して弾いたりしたこともありましたが、
大学入学で東京に出てからというものはさっぱりで、
アコーディオンは、実家の物置の奥に眠っているままになって、
もう20年は触っていないでしょうか。

一度引っ張り出して、久々に、あのドイツ舞曲を弾いてみてもよいのですが・・・
この曲の出だしを聴くと、いまだにちょっとドキドキしてしまうんです。 
そして、同時に、なぜだかわかりませんが、
なぜか可笑しい気持ちが込み上げてきて、
ニヤニヤが止まらなくなってしまうんですよね。